報道資料
任天堂株式会社(社長:山内溥)と株式会社電通(社長:成田豊)は、新会社「エヌディキューブ株式会社」を設立することで本日合意いたしました。 コンピュータゲーム業界の現況は、据え置き型のテレビゲーム分野が成熟した市場となりつつある一方、「ポケットモンスター 金・銀」などをはじめとした人気ソフトの登場で、携帯型のゲーム機分野が急速に拡大しつつあります。 一方、コンピュータゲーム市場の中心となる若年層世代には、携帯電話・PHSをはじめとした移動体通信端末が必要不可欠なコミュニケーションツールとして深く浸透しています。 任天堂ではこうした流れを踏まえ、携帯型ゲーム機と携帯電話などの移動体通信端末をつないで遊ぶ、新しいゲームソフト分野の創造を目指しています。 任天堂株式会社と株式会社電通が中心となってこのたび設立する新会社「エヌディキューブ株式会社」は、この新しい分野での活躍を希望するゲームクリエーターのアイディアを最大限に活用し、ゲームソフト製品として世に送り出すためのプラットホームを提供します。 任天堂株式会社は「ファミリーコンピュータ」から次世代ゲーム機に至る据え置き型テレビゲームの経験とノウハウを有し、「ゲームボーイ」に代表される携帯型ゲーム機分野でもトップランナーの地位を確立しています。 株式会社電通は、広告ビジネスのノウハウを活かし、広告メディアとしてのゲームの可能性を開拓するとともに、メディアミックスによるプロモーション戦略でゲームソフトビジネスを支援いたします。 この両社が協力することにより、「エヌディキューブ株式会社」は斬新なゲームソフトの可能性を提案することができると確信しています。 また、新会社はストックオプションを付与し、2002年の株式公開を目指しています。これにより、ゲームクリエーターの開発意欲をさらに高めます。
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