ロールプレイングゲーム作りのエキスパート、坂口博信さんが率いる開発スタジオ、ミストウォーカーさんが、ニンテンドーDSに全力で取り組んでくださっている期待の新作が、アッシュ(アルカイックシールドヒート)です。
坂口さん達は、このアッシュを、これまでのDSタイトルの既成概念を大きく打ち破る大作シミュレーションRPGとするべく、厚みのある物語、挑戦的な映像表現、DSの2画面を前提とした新しいシステムの投入など、DSの新しい可能性を皆さんに提示することを目標にしておられます。 |
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このように、10月のカンファレンスでもお話しした、「任天堂中心のソフト市場から、ソフトメーカーさんの持ち味を活かした多彩なラインナップを有するソフト市場への転換」「間口の広い商品から歯ごたえのある商品までを展開」という目標は、着々と達成されつつあります。また、今日は具体的な紹介をいたしませんが、「ポケットモンスター」シリーズの最新作、「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」も年内の発売を予定しています。
これらのソフトラインナップにより、標準プラットフォームとしての圧倒的な普及が、いよいよ現実的になってきました。 |
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最後に、DSを新たな分野に応用し、新たな用途を提案する商品を、2つご紹介したいと思います。 |
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最初にご紹介するのは、ニンテンドーDS用のインターネットブラウザーソフト、「ニンテン
ドーDSブラウザー」です。携帯電話に搭載されているフルブラウザーで知られる、Opera Software社と共同開発した商品です。もともと、ニンテンドーDSがWi-Fi接続機能を持っていましたので、ブラウザーソフトの可能性は、以前から検討を続けていました。ただし、せっかく開発するなら、2画面とタッチペンをうまく活かしたものにしたいと考えていました。
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2画面を全体画面と拡大画面に分けて使うことができ、手書きで漢字を含む文字入力を行うことができ、2画面を縦につなげて、ひとつの大きな画面として、閲覧をすることもできます。 |
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「ニンテンドーDSブラウザー」は、携帯機器用のフルブラウザーとして実績のあるOperaブラウザーに、DS独自のアレンジをしたものになっています。特に、携帯機器で問題になる文字入力については、漢字の手書き入力のほか、ジャストシステムさんのATOKを搭載しています。
ATOKの予測変換とタッチペンによる手書き文字入力の組み合わせは強力です。
6月に発売を予定しています。
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次にご紹介するのは、地上波デジタルの移動体向け放送である「ワンセグ放送」に関する商品です。 |
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いよいよこの4月から、地上波デジタルのワンセグ放送が始まり、対応する携帯電話機のワンセグ受信対応モデルが登場しつつありますが、このカードは、DSでワンセグ放送を受信可能にして、DSを携帯TVに変身させます。 |
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これはチャンネル切り替えをしているイメージ映像です。ワンセグ放送では、家の中でアンテナが来ていないところでも、移動中の電車や車の中でも、クリアな映像を楽しんでいただけることが特徴となります。 |
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