1 | Wiiの正確な発売価格および発売月の発表はいつ頃になるか。また、基本的に赤字にならない価格で発売するという考えで良いのか。 |
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取締役社長 岩田 聡: |
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ゲームキューブのときを思い起こせば、サードパーティの前評判はかなり良かったと思うが、今回Wiiの発売前とゲームキューブ当時の発売前と比べた場合、サードパーティへの対応や、サードパーティの評価の違いなどはあるのか。 また、製造委託費に関するスキームは、Wiiになってゲームキューブの頃と変わるのか。 |
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取締役専務・営業本部長 波多野 信治: |
3 | 4年前(2002年)の経営説明会で、岩田社長は「ソフトの低価格化は業界の崩壊に繋がりかねないと危惧している」、「価値がある商品を作れば、価格は下げなくても大丈夫なんじゃないか」というような話をした。今日の話ではWiiではいろいろな価格帯のソフトが出てくるように思えるので、ソフトの低価格化について、もう少し説明してほしい。 |
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岩田: |
4 | Wiiの3年後の目標販売台数は、何台ぐらいを目指しているのか。 |
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岩田: |
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あるゲーム会社の人が、Wiiは、「野球のルールでやっていたら、急にサッカーのように別のルールで戦うようになった」というようなことを言っていた。 これまでのDSとかゲームキューブとか、スーパーファミコンとか、いろんなハードが登場したと思うが、今回のWiiとそのゲームソフトに対するユーザーの反応というのはこれまで以上と見たらいいのか。 |
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取締役専務・情報開発本部長 宮本 茂: それで、具体的にWiiのいろんなソフトを作ってみて、今度ショーに出したりしてみてもですね、今日もみなさんに触っていただけたと思うんですけど、まあ、この業界でビジネスはしているんですけども、商品にはあまり触ったことがない。特に、この業界の経営者であるけども、ゲームでは遊んだことがない、みたいな方まであるわけですね。その人たちが、素直に楽しそうに遊んでいる。それから、高性能グラフィックに対してものすごく熱心な人たちも、結構あんなこけしのような人形の絵を見てですね、楽しそうに遊んでくれている。これを見ているとやっぱり、遊びの姿自体が変わってくるなという予感はあって、せっかくその中にいるんですから、できるだけボタンを増やしたりせずに、それから、過去のルールにこだわらずに、できるだけ誰でも簡単に遊べるふうに、ゲームのデザインをまとめていきましょうよっていうことを、僕ら自身もやっていますし、サードパーティの方にもお話することはあります。 ちょっと長くなりましたね。 岩田: それから、私自身がE3で感じたことですけども、今まで、例えば大手のパブリッシャーの方々が任天堂のブースに遊びに来てくださると、その中で一番偉い人は後ろで腕を組んで見てるんですね、ゲームを。自分では触ってくれないことがほとんどなんですよ。 ですが、今年はほぼすべての一番偉い人が、真っ先にWiiリモコンを手に取って、振ってくださっていたのが、私にとっては非常に印象的でした。 |
6 | Wiiの発売の後、利益がこれまでの最高域を超えていくことができるか、もしそれが可能であるとすると、どれぐらいの時間軸を見ているのか。 |
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岩田: |