皆さん、おはようございます。私はNintendo of Americaのセールス・マーケティング担当上級副社長のCammie Dunawayでございます。本日はご多用中のところお越しいただきまして誠にありがとうございます。
私共はできるだけ時間を有効に使わせていただきたく、プレゼンテーションの時間を極力短くして、できるだけ多くの時間を質疑応答に費やしたいと思います。
ニンテンドー3DSを既にご体感いただく機会をお持ちいただけたのではないかと思いますが、大きな反響となっています。
では、まず任天堂社長の岩田聡をご紹介します。
任天堂株式会社 取締役社長: 岩田 聡
昨日ノキアシアターでお話ししたとおり、今年のE3での私たちの目指すところは過去と実際には変わっていません。新しく、革新的で豊かな体験をビデオゲームをプレイされる方に提供するというのが変わらぬミッションです。
『The Legend of Zelda: Skyward Sword』を始め、いくつかあるWiiの新しいタイトルでこのミッションを遂行します。
携帯型ゲームについては、ニンテンドー3DSという全く新しい機器を紹介しました。3D画像はもちろん最もよくわかる違いになりますが、これにより親しんでいただきますと、携帯型のゲームプレイがいくつもの点で進化する可能性を秘めているということをご理解いただけると思います。
これからご質問に回答させていただきますが、その前にReggieからアメリカ市場についての概要を簡単に話してもらいます。
Reggie Fils-Aime:
President & COO, Nintendo of America Inc.
今日はニンテンドー3DSに関する質問がかなり多く出るのではないかと思っています。
アメリカにおけるWiiのビジネスについて少し具体的にお話しします。
これまでWiiのビジネスは好調を維持しています。
私がご説明するのは、前置きがない限りアメリカに限定した話になります。
直近6カ月のNPDデータ、つまり昨年11月から今年4月までの期間で、Wiiを購入された消費者は、直近15カ月間にPS3とXbox360を購入された消費者の合計と同じ規模になります。
すなわち、Wiiの半年間の販売数は他の2機種の1年以上の合計数を上回っているということになります。
これに付随する影響は、Wiiが発売されてから4年間の販売数と、その他の主要据置型ゲーム機の販売実績を比べるとよくわかります。
ご覧のとおり、PS2が唯一主な比較対象となります。
しかし、Wiiは継続して優位性を保っています。発売して2年経過後、アメリカでWiiはPS2よりも120万台多く売れました。
発売3年目には、その差は170万台になりました。
そして、昨年の記録的な年末商戦後、発売後の同じ期間で比較して、WiiはPS2よりも約500万台多く売れています。
そして、その他の据置型ゲーム機とはさらに短い期間で差が開いています。