発売日:1989年9月14日
希望小売価格:4,900円
ファミリーコンピュータ編
スーパーマリオブラザーズ
スーパーマリオブラザーズ2
スーパーマリオブラザーズ3
その他のゲームでのマリオ
『スーパーマリオUSA』は、スーパーマリオシリーズの中では番外編的な位置付けのゲームといえるでしょう。これまでのマリオアクションと違って、野菜や敵をひっこぬいて投げるという独特のアクションがこのゲームの一番のポイントになっています。また、ストーリーも、キノコ王国でマリオがピーチ姫を救いにいくというものではなく、夢の国サブコンに迷い込んでしまったマリオたちが冒険するという話で、マリオやルイージだけではなく、ピーチ姫とキノピオまで使用できるという、スーパーマリオシリーズとしては珍しい設定のゲームになっています。
なぜ、タイトルに“USA”とついているのでしょうか。実は、アメリカにおいては、この『スーパーマリオUSA』が『SUPER MARIO BROS. 2』として発売されていたのですが、それが日本でも発売されることになったという経緯があるからなのです。そもそも、このアメリカの『SUPER MARIO BROS. 2』は、日本では『夢工場ドキドキパニック』というタイトルで発売されたゲーム。ややこしい話ですが、簡単にいえば、ゲームが逆輸入されたようなものなんです。
このゲームの面白いところは、やはり選択したキャラクターによって能力が異なるところでしょう。マリオは平均的な能力ですが、ルイージならジャンプ力があり、ピーチ姫なら長く飛ぶことが可能、そしてキノピオは一番の力持ち、といった特徴があり、コースに応じてキャラクターを選択すると、クリアするのが楽になったりもするのです。逆に、敢えて同じキャラクターのみでクリアを目指すという楽しみ方も、面白いかもしれません。
落ち着いたイメージのタイトル画面。セピア調のフレームがなんだか懐かしい感じです。
ピーチ姫のジャンプはとっても便利。そんなピーチ姫が戦っているのは、自分のことを女の子だと思っているという中ボス・キャサリン。
キノピオは力が強いので、野菜を引っこ抜くのが素早い。その代わり、ジャンプ力はあまりないので結構テクニックが必要です。
クジラが潮を吹いています。なんと、この潮の上にも乗ることができるのですが、足場が狭いので簡単ではありません。