「 ゲームボーイアドバンス 」 について |
任天堂株式会社(本社:京都市東山区、社長:山内溥)は、ゲームの新分野の開拓を目指し、次世代のゲームボーイとして『ゲームボーイアドバンス』の開発を行ってまいりましたが、これがこのほど完成致しました。 |
ゲームボーイは、「ゲームボーイポケット」「ゲームボーイライト」、画面をカラー化した「ゲームボーイカラー」と、その仕様を殆ど変えないままに、全世界で1億以上もの出荷台数を記録致しました。これはゲームボーイが常にゲーム界のスタンダードであり続けた証明でもあります。 |
『ゲームボーイアドバンス』はその従来機の思想を踏襲しつつも、それらを大幅に凌ぐ演算性能とデータ処理能力を持った32bit CPUを搭載し、最高の処理能力でソフトの表現力を向上させています。また、その表現力をダイレクトに伝える液晶画面には、高コントラストの新開発ホワイトパネルを採用した反射型TFTカラー液晶を搭載。さらにサイズも2.9インチワイド型と大きくなり、スピーディな画像処理はもとより、繊細な表示で一層鮮やかな映像描写を実現しました。
操作ボタンには新しくL・Rボタンを追加し、幅広い操作を可能にしています。音源はPCMステレオ音源を追加し、CPUで音源を重ね合わせることで、複数トラックの同時演奏が可能です。それらに加え、専用通信ケーブルを使用することにより、最大4人までの通信プレイも可能になりました。
また、ソフトによってはカートリッジ1本のみで4人までの通信プレイも可能になります。 |
『ゲームボーイアドバンス』は、大幅な機能アップを図りつつも、今までに発売されたゲームボーイの膨大なソフト資産を受け継ぐことの出来る互換性を確保しています。 |
クリエイターはC言語を使って、これら機能を活かしたソフトウェアの開発を、きわめて低いコストで構築することができます。作り手にも優しい開発環境と、自由度の高いシステム構成により、誰もが夢中になる"奥深い遊び"を思う存分作り出せるのです。 |
ユーザーもクリエイターも夢中になる次世代ゲームエンターテインメントの集大成――『ゲームボーイアドバンス』は次世代のゲームボーイとして、これからもゲーム界のスタンダードマシンとなり続けると確信しております。 |