今回、ニンテンドーWi-Fiコネクションの普及を担う我々任天堂は、全ての自社ソフトで利用料を無償とすることを既に表明しています。この方針は、将来、より高度なサービスを提供されるソフトメーカー様のソフトが、サービスを有料で展開することを何ら妨げるモノではありませんが、経済的なハードルなく、Wi-Fiコネクションを体験して戴くようにすることで、多くの方がその価値を理解して戴き、将来に向けて家庭でのWi-Fi無線インターネット利用の普及を目指していきたいと考えています。 |
「カンタン」、「あんしん」、「無料」 の3つのキーワードで、ニンテンドーWi-Fiコネクションのコンセプトを説明しました。
私達がオンラインゲームという言葉を使うことを避けて、この仕組みを提案している理由がお解り戴けたのではないかと思います。
本日は、別室にて、実際に体験戴けるような準備もしておりますので、可能性を実感して戴くためにも、後ほどお試し戴ければと思っています。 |
今後のDSのソフト展開 ニンテンドーDSでは、ハードそのもので斬新な提案をしたこともあり、任天堂自身がその価値を証明するようなソフトを出さねばならないという決意で行動してきました。そして、実際に完成したソフトをお見せするまで、DSの真価やユニークな機能の使い道をご理解戴くことが難しい面があったかも知れません。 このため、これまでのDSのビジネスは、少数の例外を除き、どうしても任天堂の自社ソフト中心のビジネスとなってきたことも否定できません。 |
しかし、国内だけでもハードが300万台以上普及した今、これからは普及の第2段階となります。自社ソフトだけではなく、ソフトメーカー様にも存分に持ち味を活かして活躍して戴き、ヒット作が次々と生まれるような状況が作り出せてこそ、本当に誰もがDSを携帯ゲーム機のスタンダードとして認めて下さる状況になるのだと考えています。
また、これまでのDSのソフトラインナップは、ゲーム初心者にも熟練者にも同じスタートラインから楽しんで戴くということを重点的に考慮して、初心者の入りやすさを重視して間口の広い商品を展開してきましたので、歯ごたえのあるゲームの不足も揶揄されている面があります。このような歯ごたえのある、熱心なゲームファン向けのソフトもDSに揃ってはじめて、全てのお客様にご満足戴ける標準プラットフォームとして圧倒的な普及を目指すことができると認識しています。
ただ、このようなソフトの開発には、やはり時間がかかります。発売予定表に載っていても、従来、こういうソフトをご紹介することは十分にできていませんでした。しかし、機は熟しました。今日は、当社のパートナーであるソフトメーカーのみなさんが、この間、DSに向けて準備戴いたソフト群をご紹介したいと思います。 |
私からは以上です。ご静聴ありがとうございました。
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※本カンファレンスは10月5日に東京有明にて流通業者の方やゲームマスコミの方を対象に行われたものです。
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