既にご存知のように、Wiiは市場で広く受け入れられています。かつてゲームをしていた方、カジュアルゲーマーの方、ノンゲーマーの方にもアピールしています。
青い棒グラフについては、驚くべきものではありません。これらは、NPDによる3つの現行据置型ゲーム機それぞれの、アメリカでの累計設置台数のシェアを示しています。
Wiiのシェアは他の2機種のシェアを合計したものとほぼ同じです。
しかし、オレンジ色の棒グラフは少々驚きを含んでいます。
2月に、Ipsos社が18歳以上の大人を対象に、「少なくとも週に1〜2時間以上、所有している据置型ゲームで遊んでいるか?」という質問をしました。
Wiiはプレイ時間で他のゲーム機を凌いでいるだけでなく、回答者中、Wiiの所有者は他のゲーム機の所有者よりもよりアクティブにプレイしていることがわかります。
Wiiの「プレイ」に関するシェアは、マーケットのシェアよりも高くなっています。
Ipsos社はさらに購買意思についても質問しています。「今後6カ月間で、何を購入しようと思いますか?」という質問です。
選択肢には、iPhoneやiPod、iPod touchも含まれていますが、なぜかニンテンドーDSとPSPについては含まれていません。
こちらも、結果はWiiがとてもポジティブなものでした。
Wiiを購入したいと思っている方の数は、PS3・Xbox360を購入したいと思っている方の合計数、Xbox360・iPhone・iPod/iPod touchを購入したいと思っている方の合計数と同じくらいだったのです。
そして、この調査は、『Wii Sports』と『Wii Sports Resort』の2本セット新Wiiハードの発表よりも以前に行われたものであることを付け加えさせていただきます。
そしてもちろん、ハード新セットは本年におけるWiiの普及を推し進めるための一つの手段に過ぎません。
我々は、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』という、現時点では2010年一番のベストセラーゲームと、『Wii Sports Resort』という、現時点で今年の販売数4番目のベストセラーゲームの、強力な2タイトルと共に本年をスタートしました。
この両タイトルは、NPDによると1〜4月で100万本以上を販売したタイトルが4タイトルしかないうちの2タイトルです。
Netflix社のサービスはネット接続率向上に目に見えて寄与する結果となっています。
5月には、『スーパーマリオギャラクシー 2』と新しいWiiハード新セット(『Wii Sports』と『Wii Sports Resort』でクロとシロの両色)を発売しました。
『スーパーマリオギャラクシー 2』は、アメリカで90万本近くの販売を記録しています。
そしてWiiクロハードは好調で、この時点で30万台を大きく上回る販売を記録しています。
今後のWiiソフトの発売予定です。
『Metroid: Other M』は8月最後の日、そして年内に、我々は非常に魅力的な4つの自社ソフトを発売します。
・Kirby's Epic Yarn
・Wii Party
・Donkey Kong Country Returns
・ポケパークWii 〜ピカチュウの大冒険〜
です。
そしてもちろん、ここには示していませんが、『GoldenEye 007』、『Disney Epic Mickey』といったWii向けサードパーティソフトもあります。
クリスマスの靴下がパンパンに膨らむこと間違いなしです。
ニンテンドーDSについてですが、現在の機種での販売状況は好調を維持しているとの見方をしています。
今年に入ってからの4カ月で、アメリカでの売上は記録を作った昨年のペースを上回っています。
しかし、今週のE3では、ニンテンドー3DSにすべての注目が集まっています。
昨日お聞きになったとおり、ゲームプレイが単に三次元になるだけでなく、写真撮影画像描写も三次元になり、三次元の映像も見ることができます。
どれをとっても、もちろん、メガネは不要です。
昨日岩田から説明を行ったとおり、ニンテンドー3DSのサードパーティによるサポートは任天堂のゲーム機発売時では、過去最も強力と言えるかもしれません。
まさに「皆さまに何かを」という表現が当てはまります。
最も重要なことは、宮本が言うように、これはWiiで実現したように新しい種類のビデオゲーム作りを可能にする新しい技術です。
我々は、携帯型ゲームにおいてこの新たな方向性に多大な熱意を持っています。
我々は、市場での勢いと今後の商品ラインナップについてとてもうれしく思います。