当概要は「平成28年3月期 決算短信」 「2016年3月期 決算参考資料」に基づいた説明です。
前期 | 当期 | 増減率 | |
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売上高 | 5,497億円 | 5,044億円 | △8.2% |
売上総利益 | 2,145億円 | 2,209億円 | 3.0% |
(売上総利益率) | (39.0%) | (43.8%) | |
営業利益 | 247億円 | 328億円 | 32.7% |
(営業利益率) | (4.5%) | (6.5%) | |
経常利益 | 705億円 | 287億円 | △59.2% |
(経常利益率) | (12.8%) | (5.7%) | |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
418億円 | 165億円 | △60.6% |
(親会社株主に帰属する当期純利益率 ) | (7.6%) | (3.3%) |
(売上高の説明)
Wii Uは、当期に発売した『Splatoon(スプラトゥーン)』や『スーパーマリオメーカー』が大ヒットとなり、プラットフォームの活性化に貢献しました。また、3月に全世界で発売した『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』も好調な滑り出しとなり、ハードウェアは前期と同水準でしたが、ソフトウェアの販売数量は増加しました。
一方で、ニンテンドー3DSは、当期に発売した『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』や『ポケモン超不思議のダンジョン』が健闘したものの、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』や『大乱闘スマッシュブラザース for Nintendo 3DS』といった大型タイトルがあった前期と比較するとハードウェア・ソフトウェアともに全地域で販売数量は減少しました。
その結果、順調に販売を伸ばしているamiibo(アミーボ)や、ニンテンドー3DS、Wii Uソフトの追加コンテンツなどによるダウンロード売上の増加があったものの、当期の売上高全体は、前期比で減少しました。
(営業利益の説明)
売上総利益が前期比で63億円増加し、収支バランスの改善に努めた結果、営業利益は328億円となりました。
(経常利益の説明)
営業利益が前期比で81億円増えた一方で、主に円高による為替の影響で為替差損が183億円発生したことにより、経常利益は287億円となりました。
配当方針に基づき計算しますと1株当たりの年間配当金は100円となりますが、ここ数年の配当の実績と収支バランスの改善状況を踏まえ、当期においては期初時点の配当予想を据え置き、1株当たりの年間配当金は150円とします。
平成29年3月期 通期の連結業績予想は以下のとおりです。
売上高 | 5,000億円 |
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営業利益 | 450億円 |
経常利益 | 450億円 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
350億円 |
前提為替レートは、1USドルは110円、1ユーロは125円としています。
● 通期の連結販売数量予想
ニンテンドー3DSハードウェア | 500万台 |
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ニンテンドー3DSソフトウェア | 5,500万本 |
Wii Uハードウェア | 80万台 |
Wii Uソフトウェア | 1,500万本 |
※新しいゲーム専用機である『NX(開発コード名)』は2017年3月に発売を計画しており、業績予想にはハード・ソフトとも仮の販売数量は含めていますが、未確定要素が含まれるため、具体的な予想数量の発表はしていません。
※上記予想については「平成28年3月期 決算短信」もご参照下さい。
スマートデバイスビジネスでは、新しいアプリを継続して投入することで収益の向上に努めていきます。
年間配当金の予想額に関しては、現時点で予想している通りの業績になりますと、1株当たり150円となる予定です。
当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願い致します。