こちらは欧米市場における、Wii Uハードのセルスルーを、2014年と2015年で比較したものです。
年末商戦向けに、アメリカでは『Splatoon(スプラトゥーン)』と『スマブラ』がセットになったお得な商品を、ヨーロッパでは『Splatoon(スプラトゥーン)』と『マリオカート8』のセットを準備したことで、アメリカ・ヨーロッパともに、前年の実績に近い推移となりました。
年末商戦で新たにWii Uをお買い求めになった多くのお客様の、本体稼働率を維持し、次の1本を購入していただきやすくなるような取り組みを進めてまいります。
続いて、amiiboです。
Wii U版の『スマブラ』とともに、新カテゴリー商品として発売したamiiboは、2014年11月の販売開始から1年以上が経過しました。
現在は、国内で80種類以上のamiiboを発売し、対応ソフトも25タイトルを超えました。
第3四半期末の時点で、フィギュア型amiiboの累計出荷数は、全世界合計で約3,100万体となりました。
当第3四半期の出荷数、約990万体は過去の四半期ごとの出荷数と比較して最大です。
amiiboは、ゲームのパッケージソフトよりは、手軽でお求めやすい価格の商品ですので、パッケージソフトよりも、季節を問わず、少しずつ買い足していただけるという特徴がありますが、年末商戦期では、さらにポテンシャルを引き出して販売することができました。
店頭で常に任天堂キャラクターの存在感を維持することができるため、任天堂のプラットフォーム全体に、大きなメリットを創り出すことができていると思います。
カード型amiiboについても、当第3四半期では、枚数ベースで約1,290万枚を出荷し、昨年7月に日本で発売してから全世界累計出荷枚数は約2,150万枚となりました。
フィギュア型のamiiboよりも、さらにお求めやすい価格ですので、気軽にご購入いただけるのではないかと思います。
これは直近のフィギュア型amiiboと、カード型amiiboの地域別の出荷比率をそれぞれ表すグラフです。
グラフの青でお示ししているのが米大陸です。
アメリカでは、「Toys to Life」と呼ばれる「ゲームと連動して遊べるフィギュア」のカテゴリーの認知や、それらを使った遊びの習慣が定着しており、また過去に発売したamiiboも長く売れ続けていることから、全体の中で米大陸の割合が、全出荷数の半分強を占めるマーケットとなっています。
一方、カード型amiiboについては、対応ソフトである『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』などの販売が好調である、日本の割合が高くなっております。
こちらは昨年1年間の、日本・アメリカ・ヨーロッパ地域別の、amiiboの累計販売数を多い順に並べたものです。
他社さんのキャラクターも含め、『スマブラ』シリーズなどが好調なアメリカ、定番キャラクターから新発売のamiiboまで、幅広く売れているヨーロッパに対して、日本はトップ3を『Splatoon(スプラトゥーン)』のamiiboが占めており、国内と海外では販売の傾向に、大きな違いがあることがお分かりかと思います。
これは、国内の『Splatoon(スプラトゥーン)』シリーズのamiiboのセルスルーを、昨年9月までの上半期と、昨年10月から12月の第3四半期で比較したものです。
昨年の一部の期間は、当社の想定を大きく上回る需要に生産が追いつかなかったため、お客様や流通の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、供給体制が改善した第3四半期は、『Splatoon(スプラトゥーン)』シリーズのamiiboは、非常に勢いよく推移しました。
同じく年末の販売が好調だった『Splatoon(スプラトゥーン)』のソフトと、一緒にお買い求めいただけたのではないかと感じております。
今後、amiiboのさらなる遊び方を提案する取り組みも行ってまいります。
国内では1月28日から『ミニマリオ&フレンズ amiiboチャレンジ』の、プレゼントキャンペーンを開始しております。
このキャンペーンは、フィギュア型amiiboをご購入いただいたお客様に、Wii Uおよびニンテンドー3DSで遊べるダウンロードソフト『ミニマリオ&フレンズ amiiboチャレンジ』のダウンロード番号が書かれたチケットを、お店でプレゼントするというものです。