ハナくん&ふだ先生の花札バトル道場!!第2回

更新日:2016.6.15

ハナくん&ふだ先生の花札バトル道場!!

第2回 「こいこい」を遊んでみよう 日本生まれのカードゲーム『花札』を知ってるかな? 今回はハナくんといっしょに、「こいこい」の遊びかたを見ていこう。

ハナくん 小学5年生の男の子。家にあった花札のカードがとても気になっているよ。 ふだ先生 ハナくんの遊びの先生。花札では「こいこい」がいちばんお気に入りだ。

先生! 花札のカードでは、どんなゲームができるんですか?

「花合わせ」「八八」など、いろいろなルールの遊びがあるんだ。なかでもいちばん有名なのは「こいこい」という遊びだね。

有名な遊び「こいこい」って?

「こいこい」は2人でやる遊びだ。カードをあつめて、相手より早く役(カードの組み合わせ)を作ろう。何回かゲームをして、役のポイントをたくさん手に入れた人の勝ちだよ。「五光」で10ポイントゲット!

「五光」は20点札が全部そろうとできる、10ポイントのすごい役なんだ。ほかの役もいくつか見てみようか。

5ポイント 猪鹿蝶 6月、7月、10月の10点札(猪・鹿・蝶)がそろうとできる。マリオ花札ではパワーアップマリオの絵がらだよ。

5ポイント 赤短 赤い短冊(5点札)のうち、字がかいてあるものを3枚そろえると完成する役だよ。

1ポイント タネ 9つある10点札のうち、5枚をそろえると完成する、作りやすい役だよ。

ゲームの進めかたは?

はじめる前に 自分と相手に「手札」としてカードを8枚ずつくばり、場に8枚のカードを表向けにおこう。あまったカードは「山札」としてつんでおく。 山札 手札 場 手札
自分の手札は、自分だけが見ることができるんですね。
ゲームの流れ 1.手札切り 自分の番がきたら、手札から1枚カードを選んで場に出そう。出したカードと「同じ月のカード」が場にあったら、「合札」となり、出したカードといっしょに取ることができる。なかったときは、出したカードはそのまま場に残るんだ。 2.山札めくり そのあと、山札からカードを1枚めくって場に出す。さっきと同じように、「同じ月のカード」が場にあったら「合札」になり、その2枚が自分のものになるよ。
取ったカードはほかのカードと分け、表向きで手元にならべておこう。 この1と2を、自分と相手がじゅんばんにくりかえすんですね!
ゲームのおわり 自分が取ったカードのなかで「役」ができたら、そこでゲームをおわりにできる。おわりにすると、できた役のポイントがもらえるんだ。

このようにゲームを何回か遊んで、手に入れたポイントが多かった人の勝ちだ!

「こいこい!」で勝負をかける

ゲームのポイントとなるルールが1つある。それが「こいこい!」をすることなんだ。

「赤短」の役が完成したけど...相手より先に役ができたら、そこでゲームをおわりにできる。だけど、もっと役をふやせそうなときは...。 「こいこい!」と言って、ゲームを続けることができる!ゲームを続けて、うまくほかの役ができれば、さらに高ポイントを手に入れられるよ。 こいこい!

でも、「こいこい!」をしたあとで相手の役が先にできちゃったら?

相手がそこでゲームをおわりにしてしまうと、自分はポイントがもらえないんだ。

しかも、相手にポイントが入るからガッカリですね。

そうだね。だから相手の取った札をよく見て、勝負をかけるか考える必要がある。そのかけひきが、おもしろいんだよ。

さあ、バトルしてみよう!

「こいこい」のくわしい遊びかたや、どんな役があるかは、マリオ花札についている説明書にかいてあるんだ。細かいルールはそちらを見るといいよ。

わかりました! 先生、さっそくぼくとバトルしましょう!

そうこなくっちゃ。じゃあハナくん、「こいこい」でバトルだ!

イベントのお知らせ:第2回 花札ワークショップ

東京池袋のニコニコ本社で、実際に花札の遊びかたが学べるワークショップが開催されるよ。ニコニコ生放送もあるので、花札をもっと知りたいという人はぜひ、お家の人とチェックしてみて!

開催日 2016年9月24日(土) 13:00~15:00

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