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2005.11.11 |
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このゲームでは、ラセンダーを“操縦している感覚”の表現に力を注いでいます。そのため、ラセンダーが歩いているアニメーションを描く際には、なるべく一体感を出さないようにしました。ガシャンガシャンと音を立て、小刻みに上下動して、停止すると少しだけ操縦者がつんのめる。そんな風にあえて乗り心地が悪そうに描くことで、ラセンダーの操縦感を表現してみたのです。
「一体感」というのは、普通はいい意味の言葉として使われますが、このゲームの場合、一体感を出してしまうと、くるりが乗り物を操縦しているのではなく、きぐるみでも着ているように見えてしまうんですね。くるりがラセンダーを上手に操縦するのは、自分と機械が一体となっているからではなく、二人三脚の関係だからなのです。
また、そうすることで、今度は逆に「操縦者がいなくなったラセンダーはどうなるのか?」という発想も出てきます。ワールド5のランドヘル刑務所で、主のいないラセンダーだけが動き回るのは、そういうところから生まれたアイデアでした。
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