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そういえば、こんなお写真が ママさんの日記帳に挟まっていたんです。 |
裏にね、 親愛なるカレン 今度ナナシ島に遊びに行くね。 ジョージ&ヘレンより って書いてあったんです。 カレンさんに送るはずのまま、忘れているみたいなんですけど……。 あれ!? パパさんってジョージ!? うそ!? やだ! マジ? |
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なんだか暖かいを通り越して、 いきなりHOTになってきた今日この頃。 ベベの恋心は常にホット アンド サワー。 ……なんて、言ってみたいような、まだまだ怖いような。 最近ベベは何をしているかというと、 夏前といえば女子ならばやっぱり気になるダイエット。 この季節、世間様では いろんなダイエットがはやっているようですが、 ベベはもっぱら階段ダイエット一筋です。 どんなダイエット、ですって? 女の子がそんなおいしい情報を簡単に流すと思いますか? 甘いですわ。 ダイエットは勝負なんです。 厳しい世界なんです。教えられませんわ。 ……なんて、良い子は真似しちゃいけない方法なのです。 恋もダイエットも命がけなのですわ! という感じで、ママさんの日記をこっそりチラ見するのは もはやベベ的マイブームから去っております。 だって、だってね。 すっかりママさんとカレンさんとドラマーさんの三人は、 すっかり仲良くなって最後の三人での思い出作りをし、 引越ししていったカレンさんを見送ってからは、 あれよあれよと二人でデートしたって日記が続くんですもの。 さすがのラブ・キャッチャー・ベベもお腹いっぱい! てゆーか、人様の出来事を うらやましがっているばかりではなく、 ベベもがんばらなくてはっ! とシャッキーン!! と 姿勢を正したという訳です。 ママさんの日記は、いつかどなたかが発見するでしょうから、 元の場所に戻しておきました。 それに……。 すっかり恋に夢中でちびロボさんのこと忘れてたんですけど、 なんだか新しいちびロボさんが完成間近なんですって。 今度のちびロボさんは、また一味違うとか……。 なんていっていたかしら? 「恋して! ちびロボ」 なーんてね。ありえませんわ。 いつも無表情のちびロボさんには まだまだ恋なんて100年早そうですものね。 ベベは常にギッチョマンさんに恋してフォーエバーですから、 頭には見えないお花が満開に咲いているんですけど、 どうやら新しいちびロボさんは お花を咲かせる事ができるようです。 「咲かせて!ちびロボ!」 ベベの恋のお花も咲かせて! ちびロボさん!! |
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実はベベ、昨日までに読んだママさんの日記で すっごくドキドキバクバクしていたんです。 皆さん、ご存知の通りここまでで ママさんとママさんの親友といえる カレンさんの関係はデスパレートな友だち状態。 崖っぷちにいるようなものです。 そして、日記から抜け出したベベの知ってるサンダーソン家。 思い起こせば、少なくともベベが来てから カレンさんにお会いした記憶はありません……。 当然、お名前を伺った記憶も、そういえばないのです。 そこに最初に気づくべきでした。 そう、きっとこれを機会にお友達の関係が ブロークンしてしまったと考えられちゃうのです。 このところママさんの日記は 気がつけばつらい出来事ばかり……。 やっぱりベベ、見なければ良かったのでしょうか。 乙女心が移ろいやすいとはいえ、後悔とそれは別というもの。 ああ、でもここまで読んでしまったら せめてカレンさんとどうなったのかだけでも気になる!! ということで、こりもせずめくってしまったのですが。 はぁ〜〜。 結論から言いましょう! 涙なくしては読めませんでした。 『電話をするのも出てもらえないかも、と思うと怖かった。 学校で顔を合わせたとたん、逃げられるのかなと思うと やっぱり積極的に会いにいく勇気が出なかった。 それに、私はカレンに対して何を言えばいいのか、 わからなかった。 自分がこんなに臆病な子だったなんて。 カレッジも休みたい気分だった。 だから朝、起きてママからポストに カレンからの手紙が入っていたと言われた時は いっきに目が覚めた! きっとカレンからの最後通告なんだ! と思って……。 だけど、そんなことを考えた自分こそ恥ずかしい! 第一、それよりもその手紙で知った事実のほうがショックで、 別の意味で落ち込んだ。 カレンはカレッジを卒業したら一家揃って遠い遠い場所へ 引っ越すことが決まっているだなんて! まずそれをずっと黙っていてゴメンという謝りと、 だからジョージさんの事を私の分もよろしくね、 という内容だった。 でも私だってついこの間まで恋をしていたんだもの。 そんな風にカレンが 割り切れるわけなんてないことくらいわかるよ! だけど、ママに心配されるくらい 手紙を見ながら大声出して泣いたから、 もうカレンの前では泣かない。 だってもったいないもん。 カレンと一緒にいられる残された時間、 一緒に笑っていたいから』 ずっ、ずびばぜん。 ベベ、何度読んでも女の友情に感動しちゃって、 っていうかあこがれ? うらやましいですぅ〜。 ドラマーさんについては間が悪いんだか、いいんだか……。 微妙な方だと思うのですが。 でも、引越しの件を打ち明けられなかった カレンさんのきっかけになったんだから、 役に立った……の? それにドラマーさん、ジョージっていうんだ。 あれれ? どっかで聞いたような……。 |
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ベベ、エスパー! 『なんだかあの日アダムに笑われてから、 まるでそれが呪いの合図だったかのようについていない。 今日、カレンと一緒にタオルを返しに行った。 ライブが始まる前、早い時間に行ったのが功をなしたか、 カレンに見張ってもらったおかげでアダムや 怖いおねーさま達に会うことなくドラマーだけを呼び出せた。 そのままお礼を言ってさっさと帰るはずだった。 いや、もし何かあるとしたら その後私とカレンは交代するつもりだったから、 カレンとドラマーがおしゃべりできるはずだった。 なのになのに! まさかカレンが物陰に隠れているとは知らなかったとはいえ、 カレンの見てる前で、私の電話番号を聞くなんて! しかも、真っ赤になって汗をダラダラかきながら。 返したタオルをその場で活用してた……。 あっ! って思った時には もうカレンは走っていて背中を向けてた。 仲良しだからって こんなことまでお揃いにならなくっていいのに! きっとあの日の私もあんな風に走っていったはず……。 でも、カレンが涙を吸い取って欲しいだろうタオルの持ち主は やっぱりその背中を一緒に見てた。 恋と一緒に親友も失っちゃうの?』 ほらっ! 前の日記でいやーな予感がしたんですよ。 ブルブルッ 殿方の やさしさのかげに 下心あり で、でも正義のヒーローギッチョマンさんは別ですよ! だってヒーローですもの。 皆にやさしいのがお仕事なんですもの。 そう、だからベベをど〜んだけ〜助けてくれたとしても……。 あ、なんかベベ、テンしょんぼり。 |
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気になっていたタオルの主。 でも単なるタオルじゃあ、 たくさんの人が来ていた中から持ち主を探すなんて お姫様が落としていったガラスの靴を頼りに 人探しするより難しいと思うのです。 靴はサイズである程度判断できますけど、 タオルなんて誰が持っていてもおかしくないですもんねぇ… …って思ったら、 なんとビックリ、あっという間に持ち主判明〜持ち主判明〜! 『今日、カレッジに洗濯したタオルを持っていき、 カレンに説明しながら見せたら あっさりと持ち主がわかったの! すごい偶然、そして助かったー。 これでタオル泥棒にならないで済むからカレンに感謝。 どんな偶然かというと、なんとタオルは カレンがアダムのバンドのドラムの… …えーと名前はなんだっけ?さんに プレゼントしたものだったの。 本当はもうアダムのバンドのライブに 行くつもりはなかったんだけど、 カレンが一緒に来てくれるっていうから 今度タオルを返しに行かなきゃ。 でも、それで本当にアダムの側に近寄るのは 最後にしようと思うの。 悲しいけれど、またからかわれるのは嫌だから』 ……。 ベベ、ちょっと疑問。良かったですね〜と思うと同時に、 カレンさんがプレゼントしたタオルを 他の女の子に渡しちゃうなんて……。 もしギッチョマンさんが同じ事をしたらと思うと、 複雑な気持ちです。 ベベの考え方、意地悪いですか? じゃあじゃあ、ママさんがタオルを無理やり奪った ということにしておきます。 それなら、不可抗力ですもの。 でも、やっぱりベベ考えちゃうな。 |
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ベベ久々にママさんの日記を また一めくりしてみることにしたんです。 どういう心境の変化があったの? なんて乙女にとって野暮なこと聞かないでください。 季節だってもう春ですし、乙女心の移ろいには、 天気予報なんかあっても追いつきませんわ。 さてさて、今日は音読してみたいと思います。 『その時私を笑ったのはアダム一人じゃなかったのに なぜかアダムの笑い声だけが耳に響く中、一刻も早く この場から去りたくって楽屋を背に走り出した。 翌日、カレンに すぐに水で流していれば染みにならなかったかもね、 と言われて初めて気がついたくらい、その瞬間はもう ワンピースのジュースの染みなんてどうでもよかったの。 今あらためて見ると、 それはまるで私の心に出来た染みのよう。 もう広がってしまって綺麗に落とすことは無理。 涙は染みが洗い流せるくらいはたっぷり流したけれども……。 そして、その涙をたっぷり吸い込んだのが この見慣れないタオルなんだけど、これ一体誰の? そういえば、あの時一心不乱に走った挙句 誰かにぶつかって尻餅ついたのよね。 なのに、誰もが私を笑っているような気がして 謝りもせず走り去っちゃったんだっけ。 あの日はカレンも置き去りで帰っちゃったから、 カレンなら何か知ってるかも。 明日、カレッジで聞いてみよ』 当て逃げはいけませんわ。 |
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そういえば、ふと思ったのです。 目の前にいるパパさんと日記の中のアダムさんって ぜんぜんタイプが違うような……。 ママさんの好みがどこかで変わったのでしょうか? ベベもいつか、心変わりをするのでしょうか? 人はみなそうやってずっと一人だけを愛することはできないのでしょうか? ベベはおこちゃまだと笑われてもいいのです。 ずっとギッチョマンさんを……ギッチョマンさんだけを…… きゃーーー 恥ずかちーーー!! っていうか、アダムさんはひどい方みたいだから ママさんの心変わりは誰にも責められないのですわ!! っていうか、パパさんはなかなかママさんの日記に出てきませんけど…… ちゃんと書いてあるのかしら? 素敵な出会いをしていたのかしら? 今のパパさんとママさんを見ていると少し不安になってしまうベベです。 |
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ギラギラと ツよいまなざし 送っても チっとも かわらぬ その ヨこがお…… マしてやあなたは 宇宙のヒーロー ンなことは わかっています けれど止められないの ラブユーオンリー って、今日も書いては出せないラブレター……何通たまったかしら? |
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ベベ型チョコの簡単な作り方 1、チョコレート屋さんにいきます。 特大トリュフ 1 中くらいのトリュフ 4 小さいトリュフ 2 を買います。 もし、自分で食べたいチョコがあったら、 それも一緒に買いましょう。 だって我慢できずにつまみ食いしちゃうとベベにならなくなってしまいますから。 2、何か棒を用意します。 ベベの身体をつなぐ為の軸になるもの。 つながればなんでもいいんです。 ノールール、ノーフューチャーですわ。 ちなみにベベはホットドッグの串をキッチンから ゲットしました。 たまーにママさんがジェニーさんのおやつに 作ってあげるんですよ。 それとわすれちゃいけない、 ベベの触覚用に二本短めな棒も必要です。 これもなんでもいいんですよ。 たとえば、棒状のおかしなら一緒に食べられますし、 パパさんが食後にしーしーしているつまようじでも いいと思います。 3、集めたものをつなぎます。 ベベの身体は大きなトリュフが顔ですから先頭にして、 中くらいのトリュフ4つと棒にさしてつなぎます。 顔にはつまようじで小さいトリュフを触覚のように挿します。 これでベベのできあがり!! な、気がするのですがいかがでしょうか? ……。 だってベベ、自分で作ろうと思ったんだけど、 その前に我慢できなくって つまみ食いで終わってしまいましたのです……。 うっ。 |
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そわそわそわそわ。 全国、いえ全世界の女子の皆様もベベと同じように この時期はこうやってそわそわするものなのでしょうか? え? 一体何にムズムズしているのか、ですって? それはVD(ヴィ・ディー)。 ヴァレンタイン・ディですわよ! フフフ……、そんな一年一度のスペシャルディがあるということを、 ママさんの日記を読んで知ってしまったのです。 本来奥ゆかしい女子から男子に想いを伝えることが許された 特別な一日……。 いや〜〜ん! 待っているだけが恋ではないんですねーーー! ベベ型のチョコ作ったら ギッチョマンさん…… 食べてくれますか? なーんて、告白するよりは階段から転げ落ちるほうが 楽ですわ〜〜!! |
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今日、ママさんの日記を捲ったらハラリと落ちてきたものが。 ベベ、しばらくどちら様でしょうか? と眺めていたのですが……。 |
スリムでなかなか笑顔が素敵で ちょっぴり派手なヘアースタイル。 これってアダムさん?! ママさんに突撃したい所ですが、 ママさんにとっては過去の思ひ出。 ベベもいい思い出が作れるように、 この写真はしっかり日記に戻しておきます。 でも、ベベの思い出はギッチョマンさん一人だけでいいのvv |
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きゃー、ニューイヤーです!! 今年こそ、ベベはもっともっと素敵なレディになって ギッチョマンさんを遠くから見ていたいです! それはさておき、新年早々 トンピーさんが何やら言いたげな様子で ベベの周りをウロウロしています。 ちびロボさんにお仕事依頼が来て忙しいんだかなんだか……。 ベベにはよくわかりませんが、トンピーさんにウロウロされて ギッチョマンさんに変な誤解をされたくない、という 新年早々ドキドキなベベです。 皆さんにとっても良い一年になりますように。 |
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前回の落ち込みから、数日は さすがにママさん日記を書かれていません。 ベベもしばらく ママさんの日記を捲る気持ちになれませんでした。 でも、もう少ししたら気を取り直して明るくなった 日記の中のママさんを確認して安心したいです。 前向きにならなきゃ!! だって今は冬。 恋人達のシーズン到来ですわよ! パパさんが、おもちゃ屋さんの分厚いカタログを そわそわして見始める季節です。 ジェニーさんのプレゼントを吟味しているのかって? ノンノン。 ご自分のおもちゃ探しのようですわ。 ベベもギッチョマンさんに 心の中だけでもプレゼント渡したいなぁ。 いつも直接ギッチョマンさんとお話する前に 気を失ってしまうので、 まだまだ実現には程遠いのですわ。 ギッチョマンさん、もう少しラブ・ビームを抑えてください。 ベベ、悪者じゃないのに いつもノックダウンされてしまいますぅ。 |
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ちょちょちょ……。 ちょっと、ママさんの日記シャレになりませんわ……。 ひどい、ひどすぎます!! あんまりにも恐ろしい内容なので、ベベページを捲る手が震えてしまいました。 ええ、あくまでもそんな気分です。 どんなにひどい内容かというと、 せっかくアダムさんに見せる為に着飾って楽屋へ行ったら……。 ああ、ベベ日記の内容を思い出すだけで、涙が出てきちゃう!! 気を取りなおします。 ママさん、せっかくの一張羅にジュースをこぼされたのです。 ええ、それは見事にべっちょりと。 犯人はアダムさんのとりまきの、あの怖いおねーさま達!! もちろん、ママさんに恥をかかせるためにわざと……。 って、ベベが実際見たわけじゃないですけど、 その惨劇は日記からヒシヒシと伝わってきました。 でも何より、ママさんを傷つけたのは―― それを見てただ笑っていたアダムさん。 ……今日はもう寝ます。 |
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ママさんの日記に、カレンさんとお洋服を リメイクした事が書いてあったのですが……。 あーん、ベベもおしゃれが気になるお年頃なのですわーーー! でもベベ、 自分の手作りとなるとあんまり自信がないのですけど、 ママさんは器用な方だったのですね。 そういえば、パパさんの無駄使いに比べると ママさんはあまりお買い物されているイメージがないし、 お洋服もいつもあの花柄のイメージが……、 というのは気のせいでしょうか。 せめて編み物だったらベベにもできないかしら……。 そしたら、そしたらベベ、 マフラー編んでギッチョマンさんにも プレゼントしてこっそりおそろいに……、 キャッ! なーんて、大胆すぎますわーー。 でも、マフラーの色は赤で決・ま・り。 |
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『今日、学校帰りにカレンとモールでお茶をしていたら、 アダムの取り巻きのおねーさま達に遭遇した。 彼女達はいつも大人数で派手で目立っていて、綺麗で、 私達とは別世界に住んでいるように思えていたのに、 気軽に声をかけてきてくれたの! その時、フードコートにいた人達、皆が見てたわ!! ずっと怖いって思っていたけど、おそるおそる話してみたら 皆優しい人達だった……。 それに信じられないことを言われたのよ! この間、私が楽屋に寄らずに帰ったから アダムが探していたって!! 応援しているから今度こそ、着飾って アダムに会いに行きなさいよ、とアドバイスまで! 皆、アダムのことを好きな ライバルのような存在だと思っていたのに、 私ったら勝手に 派手なイメージだけで意地悪だと決め付けてた。 人は見かけで判断しちゃ駄目よね』 ……。 確かに……。 ベベ、ない首をぶんぶん振って頷いてしまいましたわ。 トイレックスおばさまも 見かけだけでは恐ろしい恐竜ですけど、 そのハートは浪花節で義理人情を重んじる方ですもの。 そのほうが意外性があって、素敵なくらい!! そう考えると、ベベってば 見かけもハートも乙女という、 見たまんまのつまらない女子なのですわ……。 |
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そういえば、 よく日記に登場するママさんのベスト・フレンドでしょうか。 カレンさん。 ベベには、 ピーツ姫おねーさまやトイレックスおばさまといった、 頼れるよき先輩がいるので寂しくはありませんが、 ママさんのカレンさんのようなお友達はいないんだなー、 と気がついてしまいました。 『ふー。またカレンとの長電話でママに怒られちゃった。 でも長電話の嫌いな女の子なんてこの世に存在する?! ママだってしょっちゅう長電話している癖に、 私が電話使っていると その間自分が使えないからって怒るんだよね! 説得力なーい! 私は自分がママになったら、 そんなことでは怒らない優しいママになるんだ! 絶対!!』 たしかに、ジェニーさんはまだ長電話をするような お年頃ではないようですが、お部屋にあるかわいいピンクの “ピーツ姫のおしゃべリンリン・テレフォン”の前で ほぼ半日座っている姿もお見かけしたことは 一度や二度ではないような……。 あれは、うっかり触ってしまうとピーツ姫おねーさまの 長いおしゃべりにつきあわされ…… いえ、楽しいおしゃべりが聞けるんですのよ! 『それより、カレンの話題があのどうにも気の利かない ぽっちゃりドラマー一色だったのが、疲れたな……』 ママさん、お疲れ様でした。 カレンさんという方は、そのぽっちゃりドラマーさんに 恋をしてらっしゃるんですね。 ママさんとはどうやら気が合わないようですが。 いつかダブルデートできるといいですね。 |
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『今日は、ちょっと家からは遠い街で レインボー・ウォーターのライブがあった。 門限に間に合うよう、 ライブが終わったらすぐに帰らなくちゃいけないのが 行く前から少し憂鬱だった。 ライブの途中で帰るという最悪の事態だけはまぬがれたけど、 沢山のファンが楽屋の入り口に押しかけるのを横目に見ながら カレンと一緒に帰るのは寂しかった。 (気のせいかもしれないけど、 背を向けて歩く私達を見て得意気に笑ってた!!) でも、ここで門限を破って 二度とライブに行けなくなるのだけは、 避けなくちゃだもんね……。』 と、私達は見るからに急いでいたというのに、 あいつったら呑気に声を掛けてきて!! カレンはあいつに声を掛けられて喜んでいたけど、 私は最悪だった。 だって、よりによって もう二度と見たくないバンダナを手にしていたのよ! あの、ドラムのぽっちゃりメン! これ、君が落としたんじゃないの? ってどういうつもりかしら! 何も知らないにせよ、間が悪いったらありゃしない! 気がついたら大きな声で 捨ててください! って叫んでいて また悪目立ちしちゃって恥ずかしかった!! それから帰り道中、ずっとカレンに せっかくなのになんで受け取らないんだとか、 自分が貰いたかったとか、 ぐちぐち言われ続けるハメにもなったし。 どうせなら、アダムに声掛けて欲しかったな……。 って、それは贅沢な望みだよね』 ファンが沢山いる中を掻き分けて行くというのも 勇気がいるもの。 ベベも自分が積極的にぶつかるよりは、 殿方から来て欲しいと願う意気地なしの乙女ですから、 ママさんと同じ立場になったなら、 周りの女子達の迫力できゅーーーっと倒れてしまいそうです。 もし、ギッチョマンさんが女子に囲まれていると 想像するだけでも――きゅーーーーー。(バタン) |
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そういえば、ママさんの日記をこれまで読んでいての まとめ、という訳じゃないんですけど アダムさん以外の男性の話題は 出てきたことがないなーと気がつきました! 広いカレッジには沢山の誘惑やグッドルッキング・ガイも いるはずなのにさすがですぅ! ベベと同じでママさんも一途な方のようで、とっても親近感! 乙女の日記を覗き見するのはマナー違反だとわかっていますが、 過去とはいえ、こうして今まで知らなかったママさんの 一面を知っていけるのは本当に嬉しいサプライズです。 今も美人なママさん、 この頃はきっとモテモテだったに違いません。 アダムさんとの幸せシーンも ページをめくればいつか出てくるのかしら? でも、今ママさんの旦那様はパパさん……。 ということは……?? ま、いっか! 今はベベもママさんの過去にトリップして 覗き見させてもらいます。 |
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『いつまでも、うじうじするのはやめ!』 バンダナ事件の翌日の日記にこうありました。 ママさん、この頃は気分の切り替えが早かったんですね。 先日、パパさんが隠していたおもちゃの請求書が発見された時、 ご立腹のあまり、ずい分長い間お部屋に立てこもっていたような 気がするのですが、それはベベの気のせいでしょうか? それとも事の重大さによるのでしょうか。 ベベにはよくわかりません。 でもベベにとっては、家計も恋も同じ比重……。 いえ、まだ家庭を持っていない身では恋こそすべて! でもいつか、ベベも家計が最重要事項になるのかしら? ギッチョマンさんとなら、それも素敵に思えてしまうのは まだまだベベが子供だから? どちらにせよ、ママさんが早く立ち直ってくれて、 ベベはホっとしました! |
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『ひどい、ひどい、ひどい!! あんなに笑うなんて! しかも、アダムの前で!! なんで私が笑われなくちゃいけないの? どうして、バンダナ返しただけで笑われるのよ! 綺麗にアイロンかけたらダサイの? ぴっちり線ができるほど折りたたんだらいけないの?! もう悔しくって、悲しくって――』 この日の日記はこの先、文字が滲んで読めませんでした……。 ママさん、 せっかくアダムさんにバンダナを返せたみたいなのに、 それを笑いものにされてしまったんですね……。 というか、アダムさんの周りには 女性が沢山いらっしゃるみたいですね。 ベベ、ギッチョマンさんが女性に囲まれている姿なんて 想像しただけで卒倒できますわ。 その上、こんな風にいじめられたりしたら……。 ママさん、諦めないでがんばってください! って、ついリアルタイムで応援しちゃいますが、 これ全部過ぎ去った過去の話なんですよね。 うっかり熱中しちゃってます。 恋バナってどれだけ時間が経過しようと 熱は冷めないHOTなものなのですね。 |
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『あー明日はいよいよライブだわ。 このバンダナとも今夜でお別れ……。 もう何回アイロン掛けたかわからないから、 心なしかすり減っちゃってるかも。エへへ。 けど、綺麗に畳んで重なってたら パッと見、わからないよね。 それにしても、せっかく枕の下に入れて寝ても 結局夢に出てきたのは アダムじゃなくってドラマーなんて!! きっとカレンが毎日カレッジで あいつの話ばっかりするせいね!』 ママさん、ご愁傷様です……。 最後の夜こそ、アダムさんの夢が見られるといいですね。 って、このまま日記のページをめくれば 結果はすぐにわかるんですけど。 ベベもまた明日以降の楽しみにとっておきますわ。 |
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ベベ、舌の根も乾かないうちにビックリです。 前回のブログに、 もういちいちママさんのことでビックリしない、 って書いちゃいましたが、やっぱりビックリしてます。 ママさん、 今の今までアイロンを持ったことがなかったそーです。 いよいよアダムのライブを目前にして、 枕の下に入れていたバンダナにアイロンをかけるなんて、 なんて女の子らしいのかしら!! それがまた初めてのアイロン掛けだなんて、 きゃわいらしいですわ! でも、やっぱり今のママさんを思うと、ビックリですけど……。 そんなベベにはアイロン持つ手はありませんが。 |
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『どうしよう! 信じられる? アダムのバンダナが今私の手の中にあるのよ。 いつもアダムがライブの時に おでこに巻いてるトレードマークのバンダナ。 次のライブの時にはちゃんと返すから それまでは、いまだけは私の物にしていていいよね アダムのバンダナを枕の下に入れて寝てもいいよね! アダムの夢が見られますように……』 ベベにはこの時のママさんの気持ち、 わかりすぎるくらいわかりますぅ。 ママさんにもこんな乙女な時期があったというのは 今更ながらビックリですが、 この乙女日記を拝見していると いちいちビックリすることも忘れてしまいます。 |
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すみません。 前回は興奮のあまりベベったら 日記の途中で倒れていたようですね。 お恥ずかしいです……。 そして、そんなベベを起こしてくれたのは 夢に見たギッチョマンさんではなくて、 タオさんのべちょべちょぬめぬめの舌でした。 もう少し倒れていたら、ギッチョマンさんが 助けてくれていたかもしれませんね……。 でも、いいんです。 いつかベベにもママさんのような すごくドラマチックな出来事が起きるかもしれませんもの! それにしてもその後のママさんったらとっても可愛いんですよ! お友達のカレンさんが楽屋まで迎えに来てくれて 大学から一緒に帰る道すがら、 アダムさんに巻いてもらったバンダナを洗濯しないで そのままもらっちゃおうかどうかと カレンさんに相談しているんですもの! その気持ちわかりますわ〜 ベベもギッチョマンさんのスカーフをもし、 ベベの触覚に巻いてもらったら…… きっと返したくなくなってしまいますわ! でも、そんな事いけませんわ! ドロボーになってしまいます! 借りたものはきちんとお返ししないとですわ。 ところで、カレンさんは開いた楽屋のドアの隙間から ドラムの方と目があったといって喜んでいたそうです。 そういえば、そのドラムの方のお名前や様子は ママさんの日記には出てこないのですが、 どんな方なのかしら? もっとも、バンドってボーカルとドラム以外もいるはずなのに、 一切他の方の話題は日記には出てきません。 恋って盲目になるって、本当なのですね。 |
月
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今日もママさんの日記を読んで、はわーんとしちゃいました。 だってだって だってね! もみくちゃになってしまったママさんが ステージ上に救出された後も、すごかったんです。 今までベベが見たドラマより数倍、ドキメキました! 憧れのアダムに 手を握られて助けられたというだけでもすごいのに、 そのままステージの横でライブを見て、 その後は楽屋に招待されて、 擦り傷で血がにじんでいたママさんの膝を見たアダムが、 頭に巻いていたバンダナをママさんの膝に!! 膝に巻いてくれたのだそうです! あーん! 汗びっしょりのバンダナを傷口になんて不衛生ですわ〜とか 言ってる場合じゃないですぅ。 潔癖症なベベですら、 そんな行為にはクラクラ、ノックダウンですわ。 そんな日記を読むだけで倒れちゃいます〜。 倒れたらギッチョマンさんが助けにきてくれるかしら? う〜〜〜ん……パタッ |
月
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はぁ〜。 まるでドラマみたいな出来事。 素敵です。 そう、ライブを見ているママさんに ステージの上から手を差し伸べたのは、 な、なんとボーカルのアダムさんなのです〜 あーん、これって ベベだったらギッチョマンさんに助けられるって事ですわ! 想像しただけで……きゃっ!! しかも、ママさんは大勢のオーディエンスが見ている前で アダムに手を引かれ、ステージの上に載せられて…… まるで選ばれたお姫様みたいじゃないですか!! 日記によるとその時のことは、 ストップモーションなんだそうです!! アダムさんが歌うのを止めたといってもバンドは演奏中だし、 そんなアダムさんの行動にファンの女の子達は きゃーと叫び声をあげているはずなのに、 それなのにママさんの耳にはアダムさんの 『大丈夫かい? ベイベー』 という声しか聴こえなかったんですって!! す・て・き体験!! ベベもママさんと一緒に体験している気分になって、 ページをめくる指が震えています。 気になるからって一度に沢山読んじゃうと、勿体ないので 少しずつ読む事にしまーす。 |
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ママさんの若かりし頃の秘密を 垣間見てしまっている今日この頃。 日記を盗み見しているベベのドキドキと、 ママさんが好きな人を想うドキドキ…… どこからどこまでがなんのドキドキなんだか ぐるんぐるん混ざっています。 それに、ママさんに起きたドラマチックな出来事といったら!! ベベも思い起こすだけでぽーっとしてきちゃいますぅ〜。 何度も何度もその日の日記を読み返しちゃいました! そう、それはママさんの大学に レインボー・ウォーターが来た日! なんだかドラマの1シーンみたい。 お友達のカレンさんと ステージの一番前を陣取ってライブを見ていたら、 ノリノリの観客の波に押し寄せられて、 ママさん達はぎゅうぎゅうに押しつぶされて……。 特にママさんは 後ろに居た大きな身体の男の人に体重を乗っけられて とても苦しかったそうです。 そんなママさんの苦しい表情に一早く気がついたのが!! な、なんと!? あーん、ここの部分は何度読んでも興奮しますぅ〜 また、読みたくなっちゃったから 今日の日記はここまでにしておきますわ。 |
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『きゃーー! どうしよう!! アダムが私の大学に来るって!! いや、レインボー・ウォーターの カレッジ・ツアー全部行きたい!! 夏までに、バイトがんばって資金溜めなきゃ!! カレンも張り切ってた! そうだ、カレンとお揃いの格好でツアーに行ったら 少しは目立つかしら? アダム、目は何度も合ってるのよ! 今度こそ私のこと、覚えてもらえますように!!』 あーん、こんな日記読んだら ベベまでドキドキしてきちゃいました〜。 それにしても、ママさんの性格とベベの性格は やっぱり少し違うようです。 だって、ベベだったら もしギッチョマンさんと目が合っていたら…… すぐにそのギッチョマン・ラブ・アイビームに 撃たれて倒れちゃいますもの!! ベ、ベベのほうから、お、覚えてもらうだなんて…… きゃーーーー。恥ずかしい〜〜 ああ、そんなことよりカレッジ・ツアー楽しみですぅ〜。 って、ページをめくればすぐその日になるのですが、 楽しみは先にとっておきたいんですもの〜 |
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ママさんのライブハウス通いは その後もダイアリーに延々とつづられています。 他に何かないんかい!? と温和でレディなベベも 思わず我を忘れて突っ込んでしまいそうです。 そういえば、おかげさまでレインボー・ウォーターに 詳しくなってしまいました。 レインボー・ウォーターは男性4人によるロック・バンドで、 主に大人気バンドのパープル・サバスの曲を コピーしているそうです。 それにしても、レインボー・ウォーターというのは ママさんが夢中になるくらいですから、 なかなかの人気者のようです。 なんでベベがそう思うのかというと、 ママさんのダイアリーの中には アダムへの気持ちばかりで実際にアダムと話したとか、 会ったという内容がないからです……。 って、よくよく考えればそうとも言えないのですわ! だって、ベベだってこんなにギッチョマンさんの近くにいても、 お話はもちろん 恥ずかしくって目の前をすれ違う勇気すら持てませんもの!! そうなのですわ。 きっとママさんもベベと同じで恥ずかしがりやで 奥ゆかしいシャイ・ガールだったのですね。 なんだか、ベベ、凄くママさんとアダムの恋の行く末を 応援したくなってきちゃいました! あ、でも今のママさんにはパパさんがいるから、えーと……。 ベベ、頭の中がこんがらがってきちゃいました。 |
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ライブハウスとはどんなハウスなのか……わかりました。 トンピーさんにお伺いするまでもなく、 ママさんの日記を読み進めることでなんとなく理解しました。 『いつもの仲間とCZGZに行った。 CZGZはまだ2回目だけど超クール。 ダサイって思われなかったかな? ああ、それにしても今日出たバンドの中では、 レインボー・ウォーターが最高だった! 誰がどう見たってボーカルのアダムは ハンサムで才能があってセクシーで世界で一番素敵!! なのに、カレンはどこ見てたんだかドラムがいいって。 ドラムなんて全然見る暇ないはずなのに。 だって、どうしてもアダムが目に入ってきて、 他は何も見えないよ!』 このCZGZって名前、テレビから流れてきて知っていました。 確か「クズグズ」って アナウンサーがお店の前で紹介していました。 とっても派手な人達がお店の前にも中にも沢山いて……。 そして流れてくる騒がしい音楽に ベベは思わず耳を塞いだ覚えがあります。 そう、音楽を生演奏する場所がライブハウスなのですね! そして、ママさんがそんな所に夢中になっていただなんて! 意外ですぅ! ママさんの口からバンドだとか、騒がしい音楽のお話なんて 聞いた覚えがありませんのに! それにあんな頭がピンク色とか緑色の人達の中に ママさんがいたのでしょうか? 信じられません! やっぱり!! 人様のシークレット・ダイアリーを覗き見てしまうなんて、 ベベがしていることはとてつもなくイケナイ事!! でも!! もう止まらない止められない、やめられないやめたくない。 このようなママさんの秘密を知ってしまって ドキドキはするのですが、 今更無かった事にするのも……。 こんなベベって意気地なしでしょうか? しばらくママさんとは目が合わせられませんわ。 って合わせた所でベベはおもちゃなのですけど。 あ、でも世界で一番素敵なのは、そのアダムさんではなくて、 ギッチョマンさんなのですが……。 ちょっと、このダイアリーに 赤ペンで修正入れておきたい気分です。 |
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我輩は大学生である。名前はヘレン…… って、書いてあったらどうしようかと思ったのですが、 ママさんの日記はそんな書き出しではありませんでした。 『今日から、大学生。 せっかくお祝いにこのダイアリーを貰ったのだから 何か書かなきゃ。 ……と思ったけど、案外書くことなんてないわね。 仲のいい友達も変わらず一緒だし、楽しみといえば 大学よりもライブハウスに行くことだし! やっと門限が緩くなったんだもん。 それと遊びに行く時の服を買う為の アルバイトも見つけなきゃ。 そうよ、バイトよ。どうしようかなぁ……。』 って、ママさん! 新しい生活が始まるというのに、意外とクールなのですね……。 ベベだったら、沢山の知らない人と同じ部屋にいるだけでも ドキドキ・ドキリンコしちゃいますのに! それとライブハウスってなんでしょう? トンピーさんにお伺いしたらわかるかしら? “ハウス”ということは、 どなたかのお家に遊びに行くということかしら? ベベもそこに行けるのかしら? |
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震える手でとうとう ママさんの日記の表紙を開いてしまいました! ベベに手があることもその手が震えてる、ということも あくまでもそんな気分がしたというだけですが…… だって、本当にそれだけ緊張したんですもの! とりあえず盗み見ているという事実だけでも、 ベベの小さな胸にはドキドキが負担になる程なので、 少しづつ読んでいこうと思います。 今日わかった事は、これはママさんが高校の卒業のお祝いに プレゼントしてもらったダイアリーという事でした。 だから、この日記の始まりは ママさんが大学生になるところからなのです。 ママさんの、お若い頃……。 ベベには想像つきませんが、 一体どんなカレッジ・ライフを過ごされたんでしょうね。 ベベもこの日記を読んだら、 ママさんと一緒に大学に通っている気分になれるかしら? |
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今ベベは鍵つきダイアリーの鍵の部分を睨んでいます。 この鍵さえ、きちんとかかっていれば、 こんなにもベベを悩ます事はなかったのに!! という訳で、ベベもうこの誘惑に抗い続ける自信がないので、 ママさんの日記を読んじゃうことにしちゃいました! でも、その前に 今のベベの気持ちをきちんと書き留めておこうと思います。 ママさん、ごめんなさい。 ベベが書いた乙女日記を 知らない所で、どなたかに読まれるって思ったら それだけで胸が引き裂かれそうです。 だから、ベベはきちんと胸に刻みます。 ダイアリー、読まれたくないなら鍵かけて、 出かける時も鍵かけて。 決心はしたけど、ママさんの日記を読んでしまうなんて、 心の準備をしないとドキがムネムネです〜 |
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先日からの興奮は、おかげさまで治まりました……。 そして今ベベを襲うのは新たな悩みです。 ああ、どうしましょう!! そうなのです、ベベが見つけたのは、 一冊の鍵つきダイアリーなのです!! ちょっ! もしかして今、「なーんだ」って顔しました!? ダイアリーですよ。しかも鍵つきです! 鍵つきダイアリーは乙女の命ですよ! 大変な物を見つけてしまったんですよ!! マネの方が価値があるって?! お金で買えないプライスレスなハートフルな価値を ご存知ないのですか! しかもこのお家にあったといえば……。 そう、誰のかちょっと考えればわかりますよね。 推理なんて要りませんわよ。 誰でも名探偵になれるくらい簡単な事です。 そうです、あの方のですよ……。 次までの宿題にするまでもありません。 ママさんのですよ!! だからこその悩みなのです。 今、ベベは一つの誘惑と戦っています……。 このダイアリー、読むべきか読まずにおくべきか…… ベベはどうして こんな苦しい選択をしなければいけないのでしょうか! これは試練でしょうか!? お父様! 教えてください!! |
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今日はすごい事件がありました!! いつものようにご家族の皆さんの目の届かない隙に ベベはお家の中をお散歩をしていたんです。 すっかり時差ボケも治ったので、元気はつらつで久しぶりに トイレックスさんの所へ足を伸ばしてご挨拶に伺ったんです。 足なんてあったっけ!? なんてつっこみはご遠慮願います。 さて、トイレックスさんは相変わらず昼ドラに夢中で、 楽しくその内容をお話してくださったんですが、 ベベには少し言葉が難しくってよくわかりませんでした。 でも、昼ドラというのは どうやらラブストーリーが中心みたいで、 トキメキが蘇ると大興奮してらっしゃいました。 ベベはラブ・I・N・G(現在進行形)ですもの! ドラマの主役はベベにおまかせですわ! と思いつつ、楽しいおしゃべりを終えて トイレックスさんに、さようならをしていたら……。 壁に穴が開いているなど知らず、 ベベはそこから落っこちてしまったのです!! きゃーーーーー!! とはいえ、ベベは高い所から落ちてもトイレックスさんのように バラバラにはなっていませんのでご安心を。 それよりなにより、その穴の中、壁の裏というのでしょうか? 見つけてしまったんです。 何を? ですか? せかさないでください。 ベベは今、 興奮していて手が震えているんです……。 手なんてないじゃん!? というつっこみは… …と何度も同じ事を言わせないでください。 はぁぁ、興奮が治まりません! |
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LAから帰って来て調子がおかしいベベです。 いつもお散歩している時間に眠くなってしまったり、 ギッチョマンさんをうっとり見つめていると いつの間にか、そのまま瞼を閉じて寝てしまっていたり……。 どうやら、これって「時差ボケ」というのだそうです。 ここサンダースン家とカリフォルニアに どれくらい時差があるのかというと、 お外の事を何でも知っていそうな トンピーさんに聞いてみたのですが、 それはどうやらとってもとっても難しい計算が必要になるので、 わからない、という事でした。 トンピーさんにもわからない事があるんですねぇ〜。 ベベなんてわからない事だらけです。 パパさんやママさんに聞いたら、 きっと知っている事なんでしょうね。 でもベベ、時差がわかったからといって、そんな事を聞いても きっと頭がこんがらがっちゃって かえって混乱してしまう気がするので、 時差についてはもういいです。 そんな事より、このサンダースン家が 世界地図の何処に存在しているのか、知りたいです。 それをトンピーさんに聞いたら、 蒼ざめて何かを思い出したように 慌ててすっ飛んでいってしまいました。 …もしかして、知らないのかしら? |
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ただいま〜!! そうです、ベベはやっと サンダースン家に戻ってまいりましたのです〜。 恐れていた通り、スーツケースの中はかな〜りギュウギュウで、 ぱむぱむに太ったパパさんとは真逆で ベベがスーツケースを出た時は 半分くらいの薄さでペラペラになっていた気がします……。 スーツケースから開放された時にはヒラヒラ〜と 飛ばされたような気さえします。 それでも時間とともに順調に回復して、今ではすっかり いつものキュートなコロコロさ加減を保っておりますので ご安心くださいv さて、パパさんが沢山のおもちゃと一緒に太って帰って来た事で ママさんのカミナリが落ちた事は言うまでもありません。 それにママさんのお土産が 「HOLLYWOOD」と書かれたマグネットだけというのも、 ベベとしてもOH! NOと思います。 そして、「どうせまたこのマグネットで冷蔵庫に貼る請求書を 増やしてきたのね!」と更に踏んだり蹴ったりでした。 そうそう、かなりがっかりなのは、 どうやら誰もベベが居なくなった事に気がついていない事!! お久しぶりですーと挨拶して回ったら、 皆さん「そうだっけ?」というようなお顔をするんですよ。 真っ先に飛びついてきたのはタオさんだけで、 タオさんだけはベベが居ない間、 ずっとベベを探してくれていたのかしら……? あっ、これは涙じゃありません! ヨダレです、タオさんのヨダレなんです!! ベベ、泣いてなんかいないのです! そしてちびロボさんの事も誰も何もおっしゃっていないので、 ベベもなんだかそのまま自分の胸に仕舞っています。 LAでお見かけしたちびロボさん。 また何処かで会えるのでしょうか? |
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ここカリフォルニアで一体何日が過ぎたのでしょうか? そもそもスーツケースの中に閉じ込められていたので、 ベベにははっきりとわかっていません。 ですが、 日に日に大きくなってきているパパさんを見て 心配になっています。 鞄の中からひっそりと伺っている限りでは、 「うるさいママがいない間に むっぴょこ飲み食いしちゃうよ〜ん」 とか、 「あー、探してたおもちゃだー。 ママに見つからないようにこっそり家に持ち帰ろう〜っと」 とか、 「あのゲーム面白かったなぁ〜。 ジェニーのお土産ってことにして アレも買っていっちゃおうかな〜」 などなど、本当に羽を伸ばしているご様子のようです。 ですが、そんなにお買い物をされては帰りのスーツケースに ベベが入る隙が無くなってしまいます!! そろそろ置いていかれないように、 さっさとスーツケースの中に戻っていようと思います。 それにしても、 今はママさんがいないからはしゃいでいるのでしょうけど、 きっとお家に帰ったら上手く誤魔化しきれずに、 ママさんに怒られるに決まっているのに…… ママさんはどうして こんなにいつもイライラさせられるパパさんと 結婚したのでしょうか? ベベにはまだまだわからない、 大人の事情があるのでしょうか? お家に帰ったらママさんの様子を しっかり観察してみたいと思います。 何か、わかるかしら? |
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スーツケースが開かれるとそこはカリフォルニアでした……。 そうなのです、ベベはどうやらパパさんのお仕事の旅行に くっついて来てしまったようです。 でもまだパパさんにはベベが居る事は気がつかれていません! これを吉とするか凶とするか、とにもかくにも、 せっかくなのでパパさんの鞄の中に潜り込んで 一緒にホテルの外へ出てみたんです。 なんて無茶で無謀な行動なんだってビックリしますか? ベベも自分でもちょっぴり大胆かしら? と 内心ドキドキでした。 でも、でも、きっと何処にいても何か危険があれば ギッチョマンさんが飛んで来てくれる! ベベはそう信じていますから。 そうして結局、お出掛けでは お陰様で怖い出来事はありませんでしたが、 とってもとっても驚く事があったんです。 ベベのつぶらなお目目もぶっ飛びそうになりました。 なんと、サンダースン家から どれくらい遠いかもわからない土地で ちびロボさんの姿をお見かけしたんです!! |
そこはとっても大きな音が洪水のように沢山出ていて、 人も見たことのないくらい沢山いて、 サンダースン家とは比べようもないくらい広い所でした。 そして、いつも電気代の事を煩く言ってるママさんが見たら きっとカンカンになるくらい、沢山の、 すっごく大きなものから小さなものまで テレビがいっぱいあって、 いろんな映像が映し出されていました。 そのどれもに沢山の人が集まって人の山が出来ていました。 |
そんな中、ベベはこっそりパパさんの鞄の中から きょろきょろと覗き見ていたので、 ちびロボさんのお姿を拝見した時に 思わず声を出しそうになってしまったのですが、 どちらにせよあの大きな騒音の中では 届かなかったと思います。 |
でもでも、どうして? ちびロボさんは 確かにサンダースン家に居たはずなのに!! その後、今度は小さな画面の中で動くちびロボさんを発見!! |
それは小さなコンパクトのような箱で、その箱に向かって ペンをくるくる動かしたりしていました。 その時のベベは、うっかりパパさんの鞄の中だという事も忘れて 身を乗り出して見ていたのですが、 ちびロボさんとは絶対目が合っているはずなのに、 最後までベベには気がつかなかったみたいです……。 あんなに小さな箱の中に入って ちびロボさんは何をやっていたのでしょう? どうやら公園みたいな所にいました。 それに、その中にも外にも、 いつもご一緒にいたトンピーさんの姿は見えませんでした。 きっとトンピーさんが居たら 何か説明してくれたのかもしれませんけど……。 そういえば、ちびロボさんって本当に無口で、 ベベ一度もお声を聴いた事はなかったのですわ。 何処にいても、無口なのは変わらないみたいです。 とにかくベベにはよくわからなかったのですが、 沢山の方々が代わる代わる その小さな箱とペンを触っていっていました。 ちらりと耳に飛び込んできた会話によると 中には1時間近くもその箱に触れている方も居たそうです。 とても楽しそうに。 ちびロボさんって何気に有名なのかしら? ノンノン、宇宙のヒーロー・ギッチョマンさんには 敵わないですよね? きゃっ、またギッチョマンさんの事、思い出しちゃった! いつになったらサンダースン家に帰れるのかわかりませんが、 何処にいてもベベはギッチョマンさんの事を 忘れたりはしないのです。 そういえば、ベベとちびロボさんが居なくなってる事…… サンダースン家で大騒ぎになっていたらどうしましょう! ベベが居なくってジェニーさんが悲しんでいたら それはベベ困りますぅ! タオさんと離れて居られるのは、ベベにとっては ヨダレでベトベトにならないから嬉しいのですが!! それにしてもパパさんは、なんだかいつもお家では見ない笑顔で なにやらとっても楽しそうですが、 ベベは、やっぱりギッチョマンさんやジェニーさん、 ママさんの事を思い出したら お家に帰りたくなってきました……。 カリフォルニアって意外と、寒いのですね。ぐすん。 |
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…まだ困っています。 あれからどれくらい経ったのでしょうか? もうこの真っ暗闇の中では 今が昼なのか夜なのかもわかっていません。 そして、何度か大きな地震のような衝撃を 受けたのは覚えていますが、 べべがまだスーツケースの中に居ることだけは 間違いありません。 ただ、気になるのは、しばらくは聞こえていたはずの パパさんやママさんのお話しする声が いつの間にか途絶えているんです。 とはいえ、まったくの無音という訳でもありません。 何かゴゴゴーという唸るような音が ずっと鈍く聞こえ続けているのですが、さて? サンダースン家でこんな大きな音、 聴いたことありましたでしょうか? もしやべべがこの中に居る間に、サンダースン家の皆さんに 何かあったのではないでしょうか? べべ、心配です。 ちびロボさんったら、何をしているのかしら? 早くべべをスーツケースの中から出してください!! |
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実は、ちょっと困った事になってしまいました。 少し前の事――。 いつものお散歩のついでに トイレックスさんにご挨拶をしようと、 パパさんとママさんのお部屋にお邪魔していました。 すると突然お部屋にパパさんがいらしたので、 慌ててべべの側にあった 脱ぎ捨てられていたパパさんのお洋服の下に潜り込み、 ひっそりと身を隠したのです。 それは、こっそり動き回っている事がご家族の皆さんに 知られてはいけないというおもちゃ界のルールを守る為、 よくある日常的な出来事でした。 ですから、その時べべの取った行動に 何ら疑問など持つはずがありますまい、でした。 そう、日常茶飯事すぎて、もちろん日記に記すまでもない、 取るに足らない出来事のはず、でしたのに……。 べべは今、そのお洋服と共に どうやらパパさんのスーツケースの中に 押し込められているようです。 真っ暗です。狭いです。 ちびロボさん、もう一度スーツケースを開けてください……。 |
月
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さあ、エジプトの女王の役目は何かしら? とはりきって目を覚ましたら あらびっくり、いつものサンダースン家のキッチンでした。 えっとあの、夢とはいえ 宇宙刑事ギッチョマンさんを捨てたのは……、 忘れてください!! べべの心は今この一つ屋根の下にいる ギッチョマンさんだけのものです!! いやーーー! |
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べべ、もう決めました。 どうやってこちらに来てしまったのかわからない以上、 戻る術もありません。 それにいくら時代が違うとはいえ、ギッチョマンさんの求婚を どうして断れましょうか。 サンダースン家の皆さんに二度と会えないと思うと、 それは寂しいです。 でも、でも……べべはこちらで生きる事を選びます! 王様ギッチョマンさんの隣でエジプトに咲く、一輪の花となり 民の心を和ませます!! 決めました……、ええ決めちゃいました。 さようなら、サンダースン家の皆さん……、 さようなら、宇宙刑事ギッチョマンさん……。 |
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な、なんとべべがオアシスだと思って近づいた先に居たのは、 ギッチョマンさんだったのです。 やっぱりギッチョマンさんはべべにとって オアシスみたいな存在なんですわ〜と 悦に浸っている場合ではございません。 物珍しそうにべべを見るとそのギッチョマンさんは べべに向かってこう叫びました。 「そのほうを余の妻にする!」 そうなのです、ここにいるギッチョマンさんは 宇宙刑事ではなくなんとエジプトの王様なのでした! べべの魅力は時を越えて ギッチョマンさんに響いてしまったようです! 恥ずかしいですけど、嬉しい〜って喜んでもいられません、 べべ、どうなってしまうのでしょう! こっちのギッチョマンさんとあっちのギッチョマンさん……!! ああっ!! |
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べべ、サンダースン家のキッチンに居たはずなのに 今いるのは 遠くにピラミッドとスフィンクスが見えるエジプトです。 この風景はテレビの中で見ましたから間違いありませんが、 不可解なのはどうやら ちびロボさんもジェニーさんもママさんもいない、 古代のエジプトのようなのです。 べべはサンダースン家から古代のエジプトへ タイムスリップしちゃったみたいなのです! とにかく、どうすればサンダースン家に帰れるのかと 喉をカラカラにして砂漠を彷徨っていると 遠い先にオアシスを見つけたのです。 一面の砂浜に眩しく輝く水面を一心不乱に目指して近づくと そこに居たのは……。 |
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今朝、目が覚めたらそこはエジプトでした。 |
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ママさんをお見かけしないサンダースン家が 随分長い事続くので、 べべうっかり慣れてしまいそうです。 ジェニーさんのお絵かきも宇宙人さんを描いているか、 怒っているママさんを描いているかの どちらかなような気がします。 ジェニーさんのお心具合は察しますが、 べべの居る場所がまったくないのかと思うと それも寂しいです。 なんだか今のサンダースン家は、はっきりとは見えませんが 何かいやな事が起きそうな、 そんな不穏な空気を感じずにはいられません……。 はっ! そんな不吉な事を思ってはいけないのですわ! せめて、せめてべべくらいは常に明るく美しくいなくては! あ、ピーツ姫お姉さまには美しさは敵いません! しっかりと訂正しておきます……。 |
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そうそう、軍曹さんの元気がないなんて事よりも もっと大事な心配事がべべにはありました! 最近、ギッチョマンさんの決めポーズの爆発が不発なんです!! ギッチョマンさん、 どこかお身体の具合でも悪いのではないでしょうか……。 あのゴージャスな爆発音が聞こえないと、 ギッチョマンさんがいるんだかいないんだか わからなくってべべ困ります! あ、いえ、愛の力でわかるにはわかるんですけどね。 ただ、心配なんです。 あんなしょぼい音ではギッチョマンさんらしくないから……。 そんな中、相変わらずちびロボさんは 宇宙人さん達を連れてウロウロしています。 呑気なものですわ。 |
月
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軍曹さんが落ち込んでいる事と関係があるのでしょうか? 最近、珍しい事に キッチンでもアーミー隊の方をお見かけします。 べべはそう簡単に殿方に話しかけるような 軽い子ではありませんから、 お話をしませんので事情は知りません。 もし、もし向こうから話しかけられたとしても、 そんなナンパにハイホイヘイと気軽に返事もいたしませんわ。 だってそんな所をギッチョマンさんに見られて 誤解をされたくないもの……。 でもでも、気になるアーミー隊の皆さんのご様子! あーん、じれったい〜。きっと何か起きてるんですわ! |
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ちびロボさんはアーミー隊に入隊したのかどうか知りませんが、 この所訓練を繰り返していて随分と賑やかしかったのに、 アーミー隊の皆さんの様子がここ数日おかしいのです。 ちらりとトンピーさんに伺った所、 もうちびロボさんの訓練が 一通り終わったとおっしゃっていましたが、 あの暗さはそれだけの理由ではないと思います。 だっていつも大きな声で煩くわめいている軍曹さんが しょんぼりしているようなのですもの。 べべもあの声はいつサンダースン家の皆さんに 聴かれてしまうんではないかと ハラハラドキドキしていて、心落ち着かず、 野蛮で乱暴で恐ろしくって どちらかといえば嫌いだったのですが……。 聴こえないと寂しいものなんですね。 |
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デカロボさん……。 これまたすっかりべべったら、忘れておりました。 宇宙人さんがサンダースン家にいらっしゃった目的を伺って、 その存在を想い出しました。 そういえば、ある日を境に姿を見なくなって随分経ちます。 大きなカラダで掃除をしながら 歩く度に埃を舞わせていました。 何処でどうしているのでしょう? べべは、ご家族の手前 いつでも何処でも自由に動ける訳ではないので、 ぜひぜひちびロボさんが 宇宙人さんとデカロボさんを引き合わせてください、 と祈るだけです。 そして、願わくば ついでにちょこっとでもべべとギッチョマンさんも 引き合わせてください。 あーん、べべもそうはっきり言えるものなら、 言いたいのですわーー! 言えないから、こんなところに書くだけなのです。クスン。 |
月
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いやーーー、はずかしーですー。 べべったらこの所、 ずっと勝手な妄想で独りで悩んでいましたー。 今日、ちびロボさんが宇宙人さんを引き連れて ベベに紹介してくださいました。 ちびロボさんが宇宙人という事ではありませんでした。 少しお話していたら、どうやらむかーし、昔に サンダースン家に来た事のある方達だったそうです。 べべの小さな頭は ギッチョマンさんの事でいっぱいなので、 興味のないことはすっかり忘れていました。 それに、ちょっとご様子が変わっている… …ような気がします。 何はともあれ、悪い方達でもなく ギッチョマンさんを煩わす敵でもないという事が わかって安心しました。 というか、べべの早とちりでした! テヘッv |
月
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べべ、驚きです。 なんと、あのUFOはちびロボさんが呼んでいたのです。 また夜に庭の方に光が見えたので、恐る恐る覗いたんです。 ちびロボさんが何かの儀式のスタイルなのでしょうか、 頭からアンテナを出して回したかと思ったら、 まるでその音に呼ばれるようにUFOが現れたんです。 知りませんでした……。 ちびロボさんが宇宙人さんだったなんて……。 これは、皆さんに言ってよいのかどうか。 もしかしたら、ひょっとして 実はギッチョマンさんの敵なのかもしれません。 ああ、べべは見てはいけないものを 見てしまったのでしょうか!! |
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みみみ、見ちゃいました! べべ、たしかにこの汚れを知らない澄んだ瞳で しっかりと見ちゃいましたわ! 何をって、それはUFO。 Unidentified Flying Object、 いわゆる正体不明の飛行物体です! 2階の窓から見えたのです。 ゾビンさんに言ったらそれだけで怯えて 棺桶ハウスに閉じこもってしまいました。 ピーツ姫お姉さまは、笑って信じてくれませんでした……。 ああ、手元にカメラがあったら超スクープでしたのに!! って、べべにはシャッターが押せませんでしたーー! |
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いまだ籠城中のママさんを心配して、 夜は寝室の前で寝ているタオさん。 まるでそんなタオさんの寝首をかくチャンスを 狙っているかのように、 アーミー隊の方が 一晩中見張っているのをお見かけしました。 夜遅くまでお勤めご苦労様です……。 できれば四六時中そうして タオさんを見張っていて欲しいですが、 タオさんの力の前では アーミー隊とはいえボコボコのようです。 べべはいつもヨダレまみれにされますが、 アーミーさんの中にはタオさんに連れ去られて 行方不明になってしまった方がいらっしゃるようです。 もし、べべがそんな目にあっていたら!! ギッチョマンさんから遠く離れてしまうなんて 考えただけで恐ろしいです。 それに比べたら、ヨダレまみれでも幸せだと思うのは 何処か間違っているでしょうか? |
月
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毎日寒くて凍えて手足が千切れそうです。 (手も足もないじゃん、というつっこみはもう聞き飽きました。) こんな寒い日こそ、 大好きなあの人と暖炉の前で寄り添って……。 って、サンダースン家の暖炉は すっかり単なる飾りになっているんですわ。 暖炉といえば、以前恐ろしい目にあった事を思い出しました! まだ暖炉の前で皆さん集まって暖を取っていた頃――。 べべをはむはむして感極まったタオさんが、 うっかりべべを振り回した勢いで暖炉の中に 投げ込まれそうになったんです! べべ、危機一髪!! パパさんがべべをうまくキャッチしてくれたので、 一命を取り止めたのでした。 まだこの想いを告げぬまま、べべは灰にはなれませんわ! 寒い毎日ですけど、火の用心ですわ。 |
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明けましておめでとうございます〜。 サンダースン家では特にお正月だからといって 取り立てて変わった様子はございません。 いつもと同じ平和が一番ですね。 というか、皆さんいつもお家に居ますよね。 お出かけしないのでしょうか? たまには、お留守にしてくれると べべ達もちょっと羽が伸ばせるんですけどね。 って羽なんてないくせに! …というツッコミはいりませんわよ。 そういえば、スパイダーさん達は 相変わらずウロウロしています。 特にサンダースン家の皆様には影響ないようです。 今のところ? 新年の抱負、べべはちゃーんと考えましたよ。 でもナイショです! だって、そんな事……恥ずかしくって言えません。 だってだって、去年も同じ抱負だったなんて……。 べべ、くじけませんわ! それでは皆様、今年もよろしくお願いします。 |
月
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はぁ〜 皆様 どんなクリスマスを過ごされたのでしょうか? サンダースン家は今年はプレゼント交換は 手作りがテーマだったようです。 大分、きりつめていらっしゃるようですね……。 でも、手作りって素敵だと思います。 べべだって、ギッチョマンさんを想って 一編み一編み、編むマフラー……。 『グラッチェ! べべケイジ! さすが2番目の宇宙ケイジだ! ぜひ公私共にペアを組んでくれ バンビーナ!』 『ももももちろんです! こんなべべでよければ……』 よかった、ペアで揃えたスニーカーじゃなくって マフラーを編んでおいて。 いえ、むしろ長い長いマフラーを1本編んだ方が……。 ギッチョマンさんと一緒に巻ける! いいえ、いっそべべが巻きつきます! ギッチョマンさんの首元に!! ――って、独りで考えていたら過ぎちゃったんです……。 クリスマス……。 でも来年のクリスマスに向けて計画が立ちました! べべは来年もポジティブ・シンキングです! |
月
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先日、トンピーさんからこんな事を言われました。 「べべさん、今更かもしれませんが、 ブログってトラックバックとかコメントとかの 機能があるんですよ。」 さすがちびロボさんのジャーマネ、何でもご存知なんですね。 ――って! べべにだってそれくらいの知識はあります! なんだか、べべを何にも知らないイチゴちゃんだと 思っているみたいですけど、 これでもいつでも蝶に変身できる準備は出来ている レディな……ハズ……。 じゃあ、なぜそのお便利機能を使わないかとおっしゃりたいのが 手に取るようにわかりますわ。 だって、ネット上とはいえギッチョマンさん以外の 不特定多数の方とのやりとりなんて、 そんなはしたないこと、べべには無理ですものっ! べべのトラックバックはギッチョマンさん専用です。 |
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最近、夜に窓から外を覗くと 綺麗な電飾が見えるようになりました。 そうです、もうクリスマスなのですねー。 ご近所ではクリスマスのデコレーションが とても綺麗なんですよ。 ただ、あまりにも見すぎなせいか、 だんだん目の前がチカチカして もう見ていないのにいつまでもチカチカしてるんです。 でも、綺麗なイルミネーションを見ていると とてもロマンチックな気分になって、 こんなときギッチョマンさんが ソリに乗って飛んで来てくれたら…… 私だけのサンタさん!! そういえば、サンダースン家はクリスマス前とはいえ 何の飾りもツリーすらありません。 苦しいみたいです。 |
月
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えっと、えっと、よくよく聞いたら べべ達が英語でお話する必要は無いようでした。 内心、ホっとしましたわ……。 だって、べべは語学の前に もっともっと磨きを掛けなきゃいけない事が 沢山あるんですもの! だから日々忙しいのは変わりありませんわ。 『外国へ行ったら あなたに 頼りたい。』 なんでも出来ちゃうのって、それはそれで損ですわよね! |
月
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ふぅー。 年末が近づくと、なにかと忙しくなるものですね。 気分の問題だけでしょうか? 実はべべ達、英語でおしゃべりしなくてはいけなくなって、 サンダースン家は今、大騒ぎなんです。 そのせいか、最近は毎日ベログを書く余裕が持てません……。 決して、毎日同じ場所をウロウロしているから 書くネタがない、という訳ではないんですよっ!! って、ムキになると余計に怪しまれてしまいますね。 とにかくあっという間に季節は秋から冬へ……。 べべの心も暖めてもらいたい、な・ん・て! ついつい明かりを求めて飛ぶ虫のように、 べべもフラフラと飛んで行きたい気分です。 |
月
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はぁ〜。やっと解放されました……。 うっかり、ジェニーさんのお部屋にある電話から、 ピーツ姫にお電話かけたらこの有様です。 何日、拘束されていたのでしょうか。 べべ、げっそりです……。 今日はとりあえず、日記を書く気力もありません。 |
月
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べべ、今日はへこんでいます。 病気みたいです。 胸がドキドキして、心穏やかにはいられません。 もう、これは持病です。 でも、病は気から。 恋は勘違いから。 ギッチョマンさんはテレビの上から。 そう、恋はテレビの上からやってくるのですね。 今日はギッチョマンさんのお姿が見られなかったのです……。 センチメンタルとセンチメートル、間違えないように。 |
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もうべべ、プンプンです!! 今日、いきなりちびロボさんに スカートめくりをされましたんです。 ええ、もちろんべべがスカートなんて履いていないのは わかっていますよ。 でも、乙女にむかって注射器を利用して 風を吹きつけるなんて、 その行為はスカートめくりそのものなんです! 何を履いているか、履いていないか、なんて無関係なんです!! べべは、きゃっ!とはしたなく声を出して驚いちゃいましたし、 精神的苦痛を強いられました。 あんな失礼な人は、 スパイダーにボコボコにされちゃえばいいんですわ! |
月
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今日、ちびロボさんがスパイダー達に囲まれて、 やられていました。 べべやサンダースン家の皆さんには特に無害なのですけど……。 ちびロボさん、何か恨みでも買っているのでしょうか。 人は見かけによらないとはこの事ですね。 見かけはいい人そうなのに、ちびロボさん。 |
月
日 |
あー、テステステス。 あら、これはマイクのテストでしたわ。 そうではなくって、 ハロー マイネーム イズ べべ。 べべ、このサンダースン家だけではなく 広い視野を持たねばという事で イングリッシュに挑戦中ですの。 でも、他の皆さんにはナ・イ・ショ。 だってハリウッド進出を目指しているみたいで 恥ずかしいですわ! もし、進出したら…… その時はぜひレッド・カーペットを ギッチョマンさんと足並み揃えて歩きたいですわ!! |
月
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どうやら、まんまクモな方達は 「スパイダー」というのだそうです。 機嫌の良い時のサンプーさんが、 テレビのニュースで見たと言っていました。 最近、いろんなお宅に出没しているのだそうです。 サンダースン家にしては珍しく、 流行の最先端をいっていたのでした! |
月
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今日、いつものようにエントランスを しゃなりしゃなりとお散歩していたら、 見慣れないクモに似た方々をお見かけしました! 特にべべ達にはつかず離れず、といった感じで こちらからご挨拶をしてみたものの、 お返事がないのでちょっとムカッとしましたが、 どうやらサンダースン家の方々も無視をしているようなので、 そういうものなのねーと傍観する事にしました。 いつも、お庭の窓が開けっ放しだから、 入って来ちゃうのかもしれませんわね。 |
月
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相変わらずママさんはお部屋にこもったままです。 パパさんは今日はお庭でお水を撒いていました。 ふと、気がついたのですが、 お庭に生えていた草がなくなっていました。 草むしりしたのは、ちびロボさんかしら? そんなことより、その草があった辺りに なにやら模様が見えるのですが。 なんだか、昔にも見たような……。 あれは、なんでしょう? |
月
日 |
珍しく雨でした。 ふと、お庭を覗いたら カエルさんが楽しそうにダンスをしていました。 べべは、人前でダンスなんて想像しただけで 恥ずかしくって倒れてしまいそうですが、 見ていると楽しいものですね。 ファンキーさんのダンスは べべにとっては少し激しすぎますが。 お庭のお花が雨を浴びてうれしそうでしたわ。 |
月
日 |
べべ、今日は感動しました。 ちびロボさんとパパさんのお二人で協力して ハンバーガーを焼いていました。 その様子を見ていたら……。 べべもギッチョマンさんと二人で協力して お食事を作りたいな、と思ってしまいました! 初めはパパさんを見て、男の方がお台所に立つなんて! と思っていたのですが、 今の時代にはナンセンスだったのですね。 でもでも、ギッチョマンさんとの初めての共同作業は ケーキ入刀……、きゃっ! |
月
日 |
こんなサンダースン家の緊急時にも、瞑想とかいって 相変わらず神出鬼没なスンミダさんは 一切動じていないようです。 アーミー隊の皆さんは、 いつものように練習を始めているようです。 ギッチョマンさんも 凛々しくパトロールするお姿が、眩しいです。 男の方達は、夫婦喧嘩ごときではガタガタしないのでしょうか? それとも、べべもスンミダさんを見習って 精神統一した方がいいのでしょうか? べべは、ジェニーさんがちゃんとお食事しているのか心配です。 |
月
日 |
な、なななんと、あのお方はギッチョマンさんと言う方で、 べべのお隣の席なのでした!! べべはこの時、 すでにお目目がハートになっていたと思います。 恋って、ある日突然、曲がり角で正面衝突するものなのですね。 こうしてべべは、ギッチョマンさんのお陰で すぐに新しい学校にも慣れて、毎日幸せに通学しました。 ……っていう出会いがギッチョマンさんとしたかったですぅー。 せめて、夢の中だけでも 好きにさせてくださいー! |
月
日 |
皆さんの視線がつきささるようです。 恥ずかしがりやのべべは、 下を向いたまま黒板の前に立って自己紹介をしました。 そして、先生に言われるままべべの席に行きました。 当然の事ながら、男女共学なのでお隣は男子でした。 べべ、初の男女共学でとっても不安なんです。 席に座ると、 お隣の男子がさわやかな声と共に手を差し出してきました。 記憶に新しい声と、見覚えのある手……! べべは心臓が口から出そうになりました。 「やあ、さっきは危なかったね。 僕はギッチョマン。よろしく!」 (つ・づ・く) |
月
日 |
は、はやく、どなたでも結構なので、 ママさんのご機嫌を直してください……。 このままではべべ、焦げたハンバーガーのススで 真っ黒になってしまいそうです。 それに、いやな焦げ臭い匂いがべべの身体に移ったら、 タオさんの噛み付き攻撃を誘いこんでしまいますわ! |
月
日 |
じじじじ、事件です!! どうもママさんのお姿を見ないと思っていたら……。 どうやら、いつものように パパさんがママさんを怒らせてしまって、 ママさんはお部屋に引きこもってしまったようなのです……。 そのせいでしょう、なんと、パパさんがお台所に立っています。 男子、厨房に入るべからず、あるいは、男子の一言金鉄の如し。 べべ、サンダースン家に来て初めてパパさんが クッキングしているお姿を拝見しました。 大丈夫なのでしょうか? |
月
日 |
空を飛べるんだか、飛べないんだかよくわかりませんが、 べべは気がつけばあの方の後姿を ぼーっと見てしまっていました。 結局、校舎の中でも迷ってしまい、 初日早々とっても遅刻をしてしまって、 新しいクラスの前に先生に連れられて立っていました。 足はないけど、立てるんです。 転校初日なのに、べべは新しいクラスの事よりも、 先ほど逢った殿方の事でなんだか頭が一杯、胸いっぱいでした。 先生に背中を押されて教室のドアを開けました。 (つ・づ・く) |
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気がついたら、夜変な声は聞こえなくなっていました。 どうやらギッチョマンさんの手をわずらわす事なく、 ちびロボさんが解決してくれたみたいです。 ちびロボさんも すっかりサンダースン家の一員となっていますね。 これで、美容のゴールデンタイムにぐっすり安眠できます。 ……って、べべはいつもギッチョマンさんの事を思うと、 ドキドキして万年不眠症なんでしたわっ! |
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「やあ、大丈夫かい。お嬢さん。」 とっても素敵な殿方でした! べべ、殿方に触れたのは初めてだったので、 思わずきゃっと言って手を離してしまいました。 そんな失礼な態度をしてしまったのに、 それでもその方は笑顔でした。 厳密に言えば、マスクをしていたので その表情までは見えていませんでしたが、 絶対笑顔なんですっ!! で、突然の出来事にあわあわしていたら、 キーンコーンカーンコーンと学校のチャイムが!! 「おっと、いけない。遅刻をするから失礼するよ!」 その方は、一瞬空高く飛び上がると、すぐ近くへ降り立って だーっと校門に向かって猛ダッシュしていきました。 (つ・づ・く) |
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べべは転校生。 今朝、登校初日なのに道に迷って遅刻寸前! やっと学校の門が見えたからべべ、思いっきり走ったんです。 そうしたら、突然曲がり角で目の前が真っ暗になって お星様がキラキラ、チカチカ……。 きれいだなぁー、と思っていたら、べべは誰かと ごっつんこして倒れてしまっていたんです! 差し伸べられた手を思わず掴んで立ち上がったら、 目の前に居たのはなんと!! (つ・づ・く) |
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最近、ママさんがキッチンに姿を現さないのです。 どうしたんでしょうか……。 こっそりエントランスのお散歩の際に、 お部屋の様子を覗いてみようと思います。 でも、どうやらタオさんがママさんのお部屋の前を陣取っているようなので、 少し近寄りたくない気もしています。 でも、べべ、ママさんの事が心配です。 |
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そういえば、最近夜になると、へんな音がするんです。 思い起こせば、 ちびロボさんがサンダースン家に来た頃からですわ。 これは……もしや……、ちびロボさんのイビキ? かと、思っていたら、ちびロボさんが 目の前に居る時にもその音がしていたので、 どうやら、その発信源はちびロボさんではないようです。ちぇ。 でも、よくわからないので、 ギッチョマンさんの手をわずらわす前に、 ちびロボさんに調べてもらおうと思いました。 |
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今日は、ちびロボさんとママさんが 一緒にお茶をしている所を横目で眺めておりました。 たしかに、 べべがママさんのお相手をする訳にはいきませんから、 新しい家族となったちびロボさんが こうして仲良くなっていくのは良い事だと思います。 でも、でも!! ちょっと、積極的すぎやしませんでしょうか? あんなに仲良さそうなトンピーさんがいるのに、 ママさんといきなり二人きりでティータイムなんて! 覗いているベベの方がなんだかドキドキしてしまいました。 ちなみに、べべとギッチョマンさんがお茶する時は、 お砂糖なんか入れなくったって、あまーい、はずですわ。 |
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今日もまた、ギッチョマンさんは べべにキレイなお花を持ってきてくれました。 何度も何度も、断るなんてべべは悪い女です。 本当は好きなのに。 だから思い切って本当の事を言ってしまいました。 べべとギッチョマンさんは兄弟なのよ、と。 そうしたら、ギッチョマンさんはアデューといって、 その花を置いて何も言わず去っていきました。 でも、サンダースン家の平和は常に守られています。 ギッチョマンさんの愛で……。 っていう、運命にもてあそばれる二人っていうのも 素敵ですーー! うっとり。 本当に、べべとギッチョマンさんがこんな運命だったら、 悲しいですけど。 想像するだけなら、いいですよね! |
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ずっとリビングとキッチンのドアの隙間に 挟まっていた方が良かったかもしれません。 今日もタオさんのおもちゃにされておりました。 エントランスにお散歩に行きたかったのですが、 離してもらえませんでした。 まだ、目がクラクラしております。 |
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そういえば、べべったら驚きのあまり、 勝手にキッチンに移動していました……。 おもちゃ界のルールを破ってしまうなんて、 ふ、ふ、不良のすることですわ! 実際は、家族の方にバレなければ良くって、 タオさんに投げ飛ばされた振りで すましていれば、よいのですが……。 でも、でも、こんな事では、正義を守る ギッチョマンさんに合わせる顔がありません。 べべが悪人として捕らえられてしまいます。 もう、ハートはとっくに捕らえられているというのに、 ギッチョマン様ったら、これ以上べべの何を望んでいるのー。 欲張りな方! |
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べべは今、悩んでいます。 偶然、サンダースン家で出会い、 その正義を守る素敵な姿のギッチョマンさんに あっという間に一目惚れしてしまったのですが、それなのに!! ギッチョマンさんはべべの生き別れの兄弟だったんです。 運命はべべに残酷です。 ディスティニーはべべをどうしようと言うのですか。 でも、ギッチョマンさんはその事をまだ知らない様子……。 今日も、べべをデートに誘って来ました。 ああ、何も知らなかったらべべだって喜んでお受けするのに! べべが断るたびに、 頭を下げてがっくりとした背中を向けてさっていく、 ア・ナ・タ……。 そんなギッチョマンさんを見るのはツライです。 ……という夢を見ました。 |
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べべ、最近よく夢を見るんです。 そして、起きてもはっきりくっきりと覚えているんです。 今度、夢日記もつけようかなぁー。 でも、最近、夢という言葉に疑問を感じるようになりました。 だって、叶ったらそれは夢とは言わないですよね……。 なーんて! 叶ったら!の話ですよぉ。 |
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最近、「着メロ」という言葉を耳にします。 べべは乙女のメロディ、オトメロならわかります。 それは、べべがギッチョマンさんを見た時に 頭の中に流れるメロディの事です。 だから、お聞かせしたくても、 残念ながらべべ以外には聞こえないのです。 そう、あのギッチョマンさんさえも無理なんです。 フフフ……。 |
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べべ、一人で先走って突っ走りすぎてしまったみたいです。 実際は足がないので走れませんが。 ちびロボさんが、ギッチョマンさんと同じ格好をしているのは パトロールのお手伝いをする事になったからだそうです。 決して、やましいペアルックなどではないようです。 なのに、べべったら……。 そして、目の前をフラフラ飛んでいたトンピーさんを とっつかまえて相談したところ、 あの醜い気持ちは「ジェラシィ」というのだそうです。 べべ、自分が恐ろしいです。 |
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ああ、ドキドキした。 ちびロボさん、 いつのまにあんなにギッチョマンさんと親しく……。 このべべを差し置いて!! はっ! 今、何かとてつもないどす黒いものが ココロの中に渦巻いたような気がしました。 この気持ちは一体……。 |
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ちびロボさんにはトンピーさんという ジャーマネがついていました。 ジャーマネっていう言葉は初めて聞く言葉ですが、 お二人を見ていると何やらかなり親密そうです。 なんだか、 べべも誰かさんのジャーマネになりたいなぁ……なんて! もしあの方のお側に四六時中居られるとしたら……。 いやー、それは無理ですーー!! せめて日記を書く時間くらいは欲しいですわー。 |
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夜、べべはいつものように キッチンとリビングの間のドアストッパーになりながら、 日記をカキカキしていたのです。 すると、なにやら誰かの熱い視線を感じまして、 あわてて日記帳を閉じて叫んでしまったのです。 今思うと、やたらと大声を出して騒ぐなんて 随分はしたなかったと反省なのですが。 あの時はサンダースン家に居て、 初めての不快な経験だったもので、つい……。 すると、その視線の主はなんと 何処かで見覚えのあるシルバーボディのロボットでした。 そうなんです、パパさんがジェニーさんの お誕生日にプレゼントしたのはこの方だったのですね。 小さいから、よく見えませんでしたわ。 とりあえず、悪い人ではなさそうなので、 ご挨拶を済ませました。 |
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今日はジェニーさんのお誕生日でした。 べべもちょっと離れていましたが、 キッチンのドアの隙間から一緒にお祝いしてました。 べべはジェニーさんが生まれた時から ご一緒させてもらっているので、お誕生会は皆勤賞ですわ! そして、べべ、不謹慎ながらも ジェニーさんを祝う振りをして、TVの上のギッチョマンさんを 横目でチラリチラリとチェキっておりました! きゃっ! ここだけのヒミツです! ママさんは、レディライクなお帽子をプレゼントしていました。 荒くれ者のタオは、骨でした。 レディに骨なんてどういう神経をしているのでしょうか。 でも、ジェニーさんは嬉しそうで、 べべもなんだか嬉しかったです。 あーそういえば、 パパさんがなんだかまたママさんを怒らせていました。 いつもの事ですが……。 |
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夜風がボディに心地よい今日この頃。
そろそろ秋、でしょうか。 秋といえばセンチメンタル・ジャーニー。 べべも過去の思い出に旅しちゃおうかしら。 そうだ、せっかくだから、ちびロボさんが サンダースン家に来てからの日々を 想い起こしてみたいと思います。 だって、べべの愛のメモリーはまだ記録がないんですもの! |
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一晩たったら、落ち着きました。 昨日は取り乱しすぎました。 べべ、はしたなかったです。 何がそんなにべべを乱したかというと、 昨日、リビングでギッチョマンさんを こっそりうっとり覗き見しちゃったのです。 それだけで、べべ幸せいっぱい腹いっぱいでした。 ギッチョマンさんは、いつものパトロールをなさっていました。 早くべべを救出しに来てくださいね! この恋の罠から助け出してください! きゃーーー! ちょっと、これ、シンガソングできそう? |
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どうしよう! まだドキドキしてます!! 今日は、今日は……。 ああ、駄目です。 日記を書こうと思っても指が震えて………。 ああっ、べべに指なんてないのでした! |
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いつも何かとにぎやかしいサンダースン家ですが、 今日もひときわにぎやかでした。 お散歩中、ジェニーさんの部屋の方から どーんどーんと音がするので、 チラリと覗いて見ましたところ、 サンプーさんが大暴れしていました。 サンプーさんは見た目はピンクでかわいいのですが、 どうにもべべとは相容れない空気を感じていたのです。 それは、こういう普段は見せない 凶暴なお姿からくるものだったのですね。 ええ、あれは私の知っているサンプーさんでは ありませんでした。 何かに乗り移られているような……。 べべ、怖くってびっくりして、 気がついたら腰をぬかしていました! えーと、べべの腰っていうのはどこですかって 乙女に聞くのは失礼千万なのでご遠慮くださいね。 |
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べべ達はお着替えをしませんが、 ちびロボさんはたまに衣装チェンジをしています。 べべは何度見ても、着替えたちびロボさんを見ては 驚いてしまうので、少し心臓に悪いのです。 ただ、ママさんの手作りだというリサイクルのパジャマは とっても素敵で、羨ましく思いました。 なんでも、やりくり上手なママさんは3つの柄を用意して、 ちびロボさんに選ばせてくれたのだそうです。 さすが、苦しい家計を切り盛りしているだけあります。 でも、今日わかった事があります。 どうやらその生地のうちの一つはパパさんのおパン……、 いやーん、べべ、これ以上日記にかけませーん! もし、ちびロボさんが選んだ生地がパパさんの……だったら、 べべ、ちょっと ちびロボさんの事を見る目を変えてしまいそうです。 どうか、違いますように。 |
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なんだか季節の変り目で、皆さま、 疲れやすい今日この頃をお過ごしのようですね。 それでもべべは元気ハツラツで エントランスでのお散歩は美容の為にもかかせません。 でも、今日はちびロボさんが、よっこいしょっと腰を下ろして 休憩しているお姿を見てしまいました! ロボットもお疲れになるのですね……。 その小さなお背中に哀愁が見えた気がしましたワ。 なんだか、声をかけてはいけない気がして、 そっと覗き見ていたのですが、 しばらくしたらトンピーさんが飛んできました。 ますます、二人の仲を邪魔してはいけない気がして 声が掛けられなくなってしまいました。 そういえば、ちびロボさんって よく部屋の真ん中で倒れていたりするんですよね……。 大丈夫なのでしょうか? |
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ピーツ姫はべべにとってお姉さまとして、 お慕い申している存在なのですが、 まさか! うそ! いやん! あのピーツ姫が、ゾビンさんとできてるって、 きゃー、べべったらはしたない言葉を! ピーツ姫は素敵なお姉さまだから、幸せになって欲しいけど、 ゾビンさんは怖い方ではないのでしょうか? べべの誤解だったのでしょうか? だって、いつもジェニーさんのお部屋を覗いても 姿を包帯ぐるぐる巻きで 棺おけに入っていってしまうんですもの。 でも、そういえば悪い評判も聞きません。 何事も、見た目で判断するのはいけないこと、なんですね。 べべ、精進します。 |
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今日は3回、階段から落ちました。 そんな日もある、という事です。 |
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今日は暑さで軽く意識を飛ばしていたら、トンピーさんに 「べべさん、ご家族の方は誰もいませんよ。」 と声をかけられて、気がつきました。 べべったら、はしたない姿をうっかり見られてしまって、 大変恥ずかしい思いをしました。 でも、それとともに、トンピーさんが声をかけなければ、 ギッチョマンさんに助けてもらえたのではないかと思ったら、 無性に腹が立ってきてしまいました。 いけない、いけない。 レディはいつも微笑みを絶やさないように しなければいけませんでした。 ギッチョマンさんが助けに来てもらうなんて、 しかもわざとだなんて、 そんな恥ずかしい事べべには出来ませんわ! ……誰かの協力があれば……。 |
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夏の一番の思い出といえば、 べべはお庭の野外コンサートを覗き見た事でした! 夏といえば野外フェス、そして夏の風物詩の花火にはじまり、 なんといってもギッチョマンさんのあのステップさばき! スーパーヒーローはリズムをとってもスーパーなんですね。 とっても素敵でしたけど、 べべはあんなに素敵な人と釣り合えるのでしょうか……。 でもいいんです。 今のべべには無理でもいつかきっと!! |
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残暑が厳しい日が続きます。 ジェニーさんは、相変わらずカエルの被り物をしていますが、 暑くないのでしょうか? 倒れてしまわないかとべべ、心配です。 べべは、ジェニーさんが生まれた時から知っていますが、 生まれた時からカエルの頭ではありませんでしたわ。 ジェニーさんはいつまで あのカエルの被り物をしているのかしら? と今日は、ピーツ姫とおしゃれトークしたのですが、 なんでもたまには外しているようです。 そうですよね。そうじゃなきゃ、頭が蒸れちゃいます。 でも、日射病予防にはバッチリです。健康第一ですわ。 |
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今日も、タオさんに本当にいいようにもてあそばれました。 でも、気がつくと全身に染み込んだタオさんのヨダレも あっという間に乾いているので、 冬場よりはマシ、でしょうか。 お庭でもカエルさんが干からびているのを度々見かけます。 そんな中、パパさんが庭でお水をまいていると、 とても涼しげなのですが、 パパさんのお腹は暑苦しいと思います。べべ的にはNGです。 っていうか恋愛対象としてありえない。 そう、夏といえば恋の季節!! べべのひと夏の経験については……、きゃっ! まだまだ夏は終わりませんわよ! |
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そういえば昨日の日記に、 「任天堂公式ガイドブック ちびロボ!」って 話に聞いたままに書いたのですけど、 実際なんのご本なのでしょうか? だって、なにやらパパさんとママさんのお部屋から ファンキーさんのダンスミュージックが流れてきたり、 なんだかべべ的にはちょっと受け付けられない 演歌のようなムード歌謡が立て続けに聴こえてくるので、 またまたこっそり エントランスの階段を登って覗きにいってみたら、 なんでも今度はそのご本のオマケだといって、 サントラCD用にミュージックを録音している、 とのことでした! ご本に音楽CDがついているなんて、どびっくり、ですわ。 すごい本なのですね。 そしてパパママ部屋から出てきたトンピーさんに 「サンダースン家中の音を拾いにいきますから、 べべさんも自然体でよろしくお願いしますね」 と声をかけられてしまって、べべ、ドッキドキです! そ、そんな事突然言われても、う、うーん……。 べべが気がついた時にはすべての収録は終わっていたのでした。 べべ、ちゃんとCDデビューできたのでしょうか? |
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実は、数日前にちょっと慌しい事がありました。 なんでも、「任天堂公式ガイドブック ちびロボ!」の 発売があるということで、 カメラマンさんがサンダースン家に来て 沢山写真をとっていかれたのです。 日常の絵が欲しいとのことで あくまでも自然な演技を要求されました。 べべのお写真がどれくらい使われるのか… …わかりませんが、ドキドキです。 嫁入り前の姿を公の印刷物に晒してよかったのでしょうか? っていうことはいつかべべもお嫁さんに……。 きゃっ! 恥ずかしいーーー。 『嫁ぐなら、いつかあなたに、ギッチョマン』 いやーん、一句浮かんでしまいましたわ! |
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そういえば、世間的には 夏休みの宿題に追われる時期とのことですが、 ジェニーさんはまだまだお休みが続くようです。 べべはおもちゃですから、 家族の方が側にいると動いてはいけないのですが、 それでもやっぱり誰も居ないのは寂しいと思います。 だから、誰も居ない家でお留守番よりは、 皆さんが揃っている方が好きです。 でも、目を盗んではエントランスをお散歩しているなんて べべってちょっといけない女でしょうか? それよりも、どうしましょう! アーミー隊さん達のナンパ目的だと思われてたら!! 夏の誘惑には乗りませんよ! |
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暑い日が続きます。 サンダースン家では、早々にママさんが 省エネ宣言をしておりましたが。 パパさんがちびロボさんのちびコプターで涼もうとして、 それも電気を使うのだと、しょっぱなから怒られていました。 でもその後もママさんの目を盗んでは……。 そんなパパさんの姿を見て、 スンミダさんが「修行が足らんのだ。」と またキッチンのコンロの上で赤くなりながら言っていました。 見ているだけで暑いので、止めて頂きたいものですが、 べべがスンミダさんを見なければいいだけの話ですね。 べべ、クール にならなきゃ。 |
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今日、パパさんとママさんのお部屋で TOYレックスさんがロフトから落っこちて バラバラになってしまったという事件がありました。 べべもエントランスのお散歩ついでにこっそり覗いてみました。 見事でした。見事にバラバラでした。 でもあのお方はバラバラになるのがお仕事なんですよね? って、そんな風に突き放して見てしまうべべって、 冷たい女でしょうか? この猛暑です。 べべだって、たまにはクールな女 に憧れちゃうんです。 |
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今日は、はじめてのブログにドキドキ記念日。 なんだか最近は、日記帳よりもパソコンに日記を書くのが 流行りのご時世とか。 べべがエントランスを散歩中に、 アーミー隊の皆さん達のそんな噂話を小耳に挟みました。 流行りものにすぐとびつくなんて、はしたないでしょうか……。 でも、でも、べべだって今を生きる乙女ですもの! ペンからキーボードの時代へ。 だけど、キーボードを叩いている姿は 決して誰も見ないでください……。 でもやっぱりラブレターは電子メールよりも、 直接、あの方に手渡したいものです……。 きゃー、言っちゃった! |