世界観/ストーリー

バックグランドストーリー 前編

―目― はるか遠く、およそ肉眼では確認できないような距離から、世紀末の風景に、およそ似つかわしくない少年と少女のやり取りを見つめる目があった。目は、憎憎しげに眉間にしわを寄せ、汚らわしいものを見るかのように楽しそうな2人を見つめる。「化け物めが…」その言葉は、少女に向けられたものだったのか、少年に向けられたものだったのか…。しかし次の瞬間、そこには何もなくなっていた。あとにはただ、裏寒いビル風が不気味な音をたてるのみであった。

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