アナザーコード:R 記憶の扉

アシュレイがリビングに顔を出したのは、もうあたりが暗くなってからだった。「お腹すいたでしょう? 晩御飯、もう少しで出来るからね」自分の足音に気づいたジェシカがキッチンから声をかけてきたとたん、アシュレイはなぜだか胸につかえていたものが一度に溢れてきて、突然涙が出そうになった。でも、そのことを知られたくなくて立ち止まって下を向いていると、ジェシカの柔らかな手がアシュレイの肩を包んだ。「アシュレイ、ジュリエット・レイクに行ってらっしゃい」「…ジェシカ」

ゲーム画面(ジェシカ)

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