『ダウンタウン熱血物語』は1989年4月25日に発売されたアクションゲーム。簡単操作でハチャメチャなアクションを繰り出せる本作は、シンプルにして奥深く、今も根強い人気があります。また、本作から始まった「ダウンタウン」シリーズは、運動会や時代劇などにも作品の舞台が移っていき、ファミコンの名作シリーズとなりました。

「くにお」と「りき」の初登場は、ファミコンで1987年4月17日に発売された『熱血硬派くにおくん』。そのときの主人公はくにおのみで、りきは最初のステージに登場するボスでした。本作では敵であった2人が手を組み、新たな敵である冷峰学園に立ち向かうことになります。2人の熱血物語の結末を、ぜひ見届けてください。

「にしむら」「たいら」などのボス級のキャラクターたちはいずれも個性的。それ以外の生徒も、怒りやすかったり、弱気だったりと、それぞれ特徴があります。彼らの性格が反映されたセリフにも注目してみてください。

くにおとりきは、食事をとったりアイテムを装備することによって、自分だけのキャラクターに育てることができます。武器攻撃が得意なくにお、素早く動けるりきなど、プレイスタイルに合わせて成長させる楽しさがあるのです。また、必殺技を覚えることで、活躍の幅がさらに広がります。

本作の魅力は2種類の2人プレイ。1つは、一緒に敵を攻撃したり、互いにかばい合う協力プレイ。もう1つは、互いの足を引っ張り、殴って蹴って攻撃し合う対戦プレイです。好きな方法で2人プレイを楽んでください。 また、パスワードを使うと、以前育てたときのステータスを引き継ぐことができます。どちらがより強いキャラクターを育てたか、持ち寄って比べてみるのも楽しみかたの1つです。

転がる古タイヤの上に乗ったり、壁を使って三角飛びを行ったり、もう1人のプレイヤーの上に乗るなど、本作ではさまざまなアクションができます。アクションを組み合わせることで、意外な攻撃方法を発見できることも……。いろいろ試して戦いを楽しみましょう。