今からほんの少しだけ昔。
キミのお父さんがまだ小学生だった頃のお話です。 主人公の少年は、夏休みを利用して初めて1人でおじいちゃんの住む、のどかで自然の残る村にやってきました。 駅で待ち合わせる予定のおじいちゃんがまだ到着していなかったので、主人公は駅長さんに教えてもらったホタルを見に、駅の周辺をうろうろしていました。 そして1匹のホタルを追って、行ってはいけないと言われていた線路の向こうの崖から落ちてしまいました。 そのとき、たくさんのホタルたちと遊ぶ紫色の着物を着た少女と出会います。 初めは主人公を警戒して、なかなか心を開こうとしなかった少女でしたが、次第に打ち解け主人公は駅への帰り道を教えてもらいました。 しかし、遅刻したおじいちゃんが現れるとその少女は姿を消してしまいました。 しかも、小さい村にもかかわらず村人たちは誰もその少女のことを知りません。 もう一度、その少女に会いたい。 主人公の短いけど長く、ドラマチックな冒険が始まります。 |