「アレッ? 今日は夢を見なかったなあ……?」 地球から遠く離れた小さな星の小さな国、あきれかえるほど平和なプププランドでのお話です。 お昼ごはんのあとのお昼寝からめざめたカービィでしたが今日は夢を見ることができませんでした。 カービィだけではなく、その日からなぜかプププランドのひとびとは夢を見ることができなくなってしまったのです。 これまで大好きなお昼寝で夢を見ることを楽しみにしていたみんなはだんだん元気をなくしてしまいました。 プププランドの果てには「夢の泉」という場所があります。 泉からは輝く「夢」がわきだし、みんなに楽しい眠りを与えてくれるのです。 泉の中心には、この国に伝わる秘宝「スターロッド」があり、不思議な力はこのロッドから生み出されていました。 「これはきっと、夢の泉に何か起こったにちがいない!」 カービィは原因をつき止めるため、夢の泉に向かいます。 そこではなんと、かつてプププランドの食べ物をどろぼうした「デデデ大王」が水浴びをしているではありませんか! そして、そこにあるはずのスターロッドは消えてしまっています。 「またおまえのしわざか、デデデ大王!」 どうやらデデデ大王は、スターロッドを7本に分けて、子分たちに渡してしまったようなのです。 一体、デデデ大王は何を考えているのでしょうか? ともかく、カービィはみんなの楽しいお昼寝タイムを取りもどすため、スターロッドを集め、夢の泉の輝きを取りもどす旅に出かけるのでした……。 |