ここは妖精たちが住む世界。 自然が豊かで、いろんな動物たちが妖精たちと仲良く暮らしています。 妖精は自然にあるいろいろなものに住んでいます。 自然のあらゆるものも妖精がいなければ生きてゆくことはできません。 水や森のみどり、火や風にまで妖精たちはやどっているのです。 そして、妖精たちはみんな「まほう」を持っています。 その「まほう」は誰かを傷つけるためのものではありません。 この妖精と動物たちの世界を平和にするための「まほう」なのです。 そんな妖精の1人、花の妖精リップは元気で明るい女の子。 だけど、世界を平和にする「まほう」はまだあまり上手ではありません。 だから彼女は、ステッキのちからを借りて「まほう」を使います。 ある日、平和なこの世界にどこからともなくモンスターがやってきて、悪さを始めました。 妖精たちをいじめたり、世界を荒らしまわったり、もうやりたいほうだい! おまけに仲良しの妖精たちに悪いまほうをかけて、おたがいがけんかをするようにしてしまったのです! 「このままじゃ、妖精の世界がモンスターに取られちゃう!」 ただ1人、モンスターのまほうからのがれたリップは、仲間の妖精を助けに向かうのでした。 |