『サラダの国のトマト姫』は、擬人化された野菜や果物たちが住む星を舞台にしたアドベンチャーゲームです。1984年にパソコン版が発売され、その後1988年5月27日にファミコン版が発売されました。

主人公のキュウリ戦士、ヒロインのトマト姫を始め、この国に暮らす「ひと」たち（キャラクター）は、そのほとんどが野菜や果物です。それぞれ個性的な外見と、特徴的な性格を持ち、物語を盛り上げていきます。

プレイヤーが操作するキュウリ戦士の行動は、コマンド入力で指定します。「いどう」や「みる」、「しらべる」といった基本的なコマンドから、「たたく」や「ほめる」といったちょっと変わったものまで、さまざまなコマンドから行動を選び、情報やアイテムなどを集めてください。一見不要そうなコマンドも、選んでみるとおもしろい展開になることも……。

このゲームの大きな特徴の1つは、敵との戦闘がすべて「あっち向いてホイ」であることです。カボチャ大王の手下たちはもちろん、大王本人との対決も「あっち向いてホイ」で行います。戦いかたはカンタン。じゃんけんをしたあと、向く方向を指定するだけです。でも、カボチャ大王はサラダ国の「じゃんけん大会」優勝者なので、なかなか手強いかもしれません……。