日本の首都、東京。その大都市の一角、吉祥寺に 母親と2人暮らしの少年がいた。 母親思いの優しい少年は、平和な日々を過ごしていた。 ある夜、少年は奇妙な夢を見る。 異次元世界の迷宮、しゃべる扉、十字架にかけられた少年、 悪魔に虐げられた少年、謎の女、そして怪しい儀式── 不思議な夢から目を覚ますと、井の頭公園で殺人事件が起きたらしく、 街は騒然としているようだった。 公園は警察によって閉鎖されており、 ほかの街へ行くこともできなくなってしまったらしい。 しかも目を覚ますと同時に、パソコン通信により、 不可解なメッセージが送られてきた。 そしてプログラムをダウンロードすると、 それは悪魔を自分の「仲魔」として、 いつでも召喚することができる「悪魔召喚プログラム」であった……。 |