上の方にある扉へと続く、長い長い階段の夢でした。 扉を開けると、いままで見たこともない世界が見渡すかぎり広がっていました。 耳をすますと、かすかに声がします。 「夢の国、“Subcon(サブコン)”へようこそ。私たちはマムーに苦しめられ、国中にひどい魔法をかけられているのです。あなたが来てくださるのをお待ちしていました。 マムーを倒してSubconをもとの姿に戻してください。現実の世界でマムーがあなたにかけた呪いは、夢の世界では効果がありません。いいですか、マムーは野菜が苦手だということを覚えておいてください。どうか私たちを助けてください!」 この声と同時に、マリオの目の前に稲妻が走りました。 マリオはびっくりして足をすべらせ、ひっくり返ってしまいます。 はっとおどろいて目が覚めると、ベッドから起きあがっていました。 頭をすっきりさせようと思い、マリオはこの不思議な夢のことを ルイージとキノピオとピーチ姫に話しました。 その後マリオたちが、近くの山にピクニックに出かけたときのこと。 目的地に着いて、あたりをながめると、近くに小さなほら穴がありました。 ほら穴に入ると上へ上へと続く階段がありました。 これはマリオが夢で見たものとまったく同じです。 みんなで階段をいちばん上まで登ると、そこにもマリオが夢で見たものと同じ扉がありました。 そしてマリオたちが、おそるおそる扉を開けてみると…… 驚いたことに、マリオが夢で見た世界が目の前に広がっていたのです。 |