はるか昔、ここマーベルランドの人々は、無限の命を持っていました。 人々はこの地にあふれ、飢えと争いで憎しみの日々が続きました。 人々の心に悪魔が宿りついたのです。 そんなありさまを見かねた神は、この地に大きな時計を築きました。 そしてすべての者に、生まれそして去る「時」を決めたのです。 神は、人々にその「時」を守ることを約束させると、大時計に「時の鍵」を差し込み、 人々にとりついた魔物たちを時の狭間に追いやって、二度と出て来れないようにしました。 人々は限りある命がゆえに、哀れみといたわりを知り、仲よく暮らしました。 こうして、マーベルランドでは平和な日々が続いたのです。 ところがある夜、死を恐れた男が「時の鍵」を抜き取ってしまったため、 大時計の針がくるくると回り、時代が逆流し出しました。 そして、時の狭間に追いやられた悪の化身ゾウナが蘇ってしまったのです。 ゾウナは「時の鍵」を手に入れ、時を思うがままに操りました。 そして、マーベルランドのあちこちに魔物たちを放ったのです。 魔物たちは町や村を破壊し、人々のたましいを奪ってゾウナに捧げました。 今やマーベルランドは、恐怖と絶望の闇に包まれたのです。 人々の救いを求める声は天を舞い、神の子「ワルキューレ」の胸に木霊しました。 そして、見かねたワルキューレは人間の姿に身を転じ、下界に降り立ったのです。 神と人とが1つになり力を合わせれば、必ず悪の化身ゾウナを倒すことができると信じて……。 そのために、あなたの知恵と勇気が必要です。 ワルキューレとあなたの冒険が今、はじまりました。 |