私達も、さまざまなご意見を参考にしながら、DSの持つポテンシャルを開花させるために、さまざまな取り組みをしてきました。
まずは、DSの特長を生かすソフトを、我々自身が開発して、このユニークな提案の価値を証明する必要があると考えましたし、DSの特徴を一人でも多くの方に実際に体験して戴くために、ニンテンドーワールドを全国5都市で開催したり、大規模な街頭イベントや、積極的な店頭試遊環境の展開を含めた当社史上最大規模のプロモーションを展開してきたことは、みなさまご存じの通りです。 |
その結果は、販売台数に現れています。発売から10カ月となる先月末の時点で、日本市場における累計出荷台数は、既に360万台を超えています。DSのコンセプトを多くのお客様にご理解戴くことができたという点で、私達は確かな手応えを感じています。
日本の市場で新しいゲーム機が発売されると、最初の100〜150万台くらいまでは、比較的順調に売れることが少なくありません。しかし、200万台、300万台というハードルを短期間にスムーズに超えることができてこそ、本格的な普及が可能になります。
このような勢いを得るためには、熱心なゲームファンのみなさんはもちろんのこと、それ以外の幅広いお客様にもその魅力をご理解戴き、将来に期待して戴けるようにすることが必要です。DSは既に発売9カ月となる8月末で実売300万台突破と、普及の一つの目安と言えるこのハードルを短期に超えて順調に伸びています。ここまでの普及にさまざまなご支援を戴いたソフトメーカーの皆様、そして流通関係者の皆様に感謝しております。 |
この過程で、今年の4月から6月にかけて展開された、Touch Generationsという前例のないソフト群、特にその中でも、「nintendogs」、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、「やわらかあたま塾」の3本のソフトが、この勢いを生み出すために大きな役割を果たしたことには議論の余地はないでしょう。これらの商品群は、単にDSというハードの勢いを生み出しただけでなく、ゲーム人口の拡大にまで手応えが得られたと感じております。
つい先日の敬老の日前後にも、シニアの方々へのプレゼントとして脳のトレーニングとDS本体をお買い求めになる方がたくさんおられたと聞いております。その結果、その週の脳トレソフトの販売数は、発売週以上になった、ということが起こりました。私は、ゲーム機として初めて、敬老の日需要が生まれた記念すべきことだと思っています。 |
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