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剣術をこよなく愛す少年。
剣の道を究めるため、はるばる田舎からやってきた。
たまたま通りすがった池のほとりで不思議な声を聞きつけ、
それがきっかけで河童から指南を受けることに。
鞘に収めた刀を瞬時に抜き放ち、その勢いで斬りつける抜刀術、
いわゆる居合い斬りを得意とする。
通称、桜侍。 -
池の主で、桜の古木を奉る祠の守り主。
さらわれたコノハナサクヤヒメの身を案じ、
姫を助けてくれる若者が現れる日を待ち続ける。
河童の姿で人前に出ることはまれで、
普段は人の姿を模している。
自称、剣の達人。特技はスイカ投げ。
祠にキュウリを供えると、
剣の腕が上達すると言われている。 -
桜の古木に宿る光の姫。
大地の神の一人娘で、国の守り神をつとめる。
ある日、悪しき者の持つ不思議なひょうたんに
吸い込まれて連れ去られ、姿を消してしまった。
以来、宿主を失った古木も花を咲かせることはなく、
池のほとりでひっそりとたたずみ続けている。 -
桜丸の行く手を阻む城主達。
それぞれ腕に覚えがあり、
世の乱れに乗じて
国を奪い取り我が物とした。
城主の中に珍しい宝物を持つ者がいる、
という噂がまことしやかに流れている。