株主・投資家向け情報

Nintendo E3 アナリストブリーフィング
プレゼンテーション

ドイツの5月のソフト販売上位20位までのヒットチャートには、7タイトルの3DSタイトルが含まれており、上位10タイトル中5タイトルが3DSタイトルです。


フランスの5月のソフト販売上位20位までのヒットチャートには、8タイトルの3DSタイトルが含まれており、日本を除くと、最も多くの3DSタイトルがランクインしています。


またニンテンドー3DSの存在感が十分出せていなかったイギリスでは、今年1〜3月のソフト販売ヒットチャート20位までに、3DSタイトルは1本も含まれていなかったのですが、そのイギリスでも5月にはご覧のように、3DSソフトウェアが4タイトル含まれるようになりました。


このように、有力ソフトの発売により、ニンテンドー3DSは、アメリカやヨーロッパでも、勢いを得つつあります。


そして、この夏商戦で最も重要な役割を果たすのが、アメリカで直近の日曜日に、ヨーロッパでは今週の金曜日に発売の、『とびだせ どうぶつの森(Animal Crossing: New Leaf)』です。
日本では、すでに400万本を超えるヒットになりましたが、女性も含め、幅広い年齢層のお客様に楽しまれて、強力にハードを牽引したこと、プレイ時間が長く、継続的に遊んでいただけるので、長期にわたって3DS本体の稼働を向上させる強力な存在になることなど、プラットフォームに対して大きく貢献したソフトで、このソフトの成否は、今後のニンテンドー3DSにとって、非常に重要です。
幸い、アメリカでもヨーロッパでも、小売店さんでの予約は好調に推移し、レビュースコアも良い手応えでした。
『とびだせ どうぶつの森』は米国では6月9日の日曜日に発売したばかりですが、その成果は即座に現れました。発売当日にダウンロード版はニンテンドーeショップにおける発売日売上げ新記録を樹立し、ニンテンドー3DSハードの販売数は前週の4倍近くに膨れ上がりました。
このソフトで夏の間の3DSの販売を加速したうえで、ヨーロッパでは7月、アメリカでは8月発売の『マリオ&ルイージRPG4(Mario & Luigi: Dream Team)』の発売をはさんで、


10月12日に『ポケットモンスター X(Pokémon X Version)』『ポケットモンスター Y(Pokémon Y Version)』が、ポケモンソフトとしては初めて世界同時発売になります。ポケモンも、ニンテンドー3DS向けに完全リニューアルされ、新たな魅力満載で登場しますので、今年前半に得た勢いをさらに加速し、プラットフォームとして最高の状態で年末商戦を迎えることを目指しています。


今日もお話ししてきたように、今年は、ニンテンドー3DSというプラットフォームの勢いを世界で確かなものにするため、自社の有力ソフトをとくに集中的、積極的に展開しています。


これまでも、Nintendo Directなどを通じてご紹介してきましたが、具体的には、ご覧のような発売予定になっています。
今年は、とくに3月以降、自社の有力タイトルを連続発売したことで、プラットフォームとしての勢いが大きく変わりつつありますが、強力な自社ソフト群を擁する当社の強みが活かせたのではないかと思います。
「今年ソフトを出し過ぎて、来年の自社ソフトが不足するのではないか」という見方をされる方もおられるようですが、3DSのソフト開発は順調に進むようになりましたし、ここにお示ししているほかにも多くの未発表のタイトルがありますので、来年にも、当社から十分な3DSタイトルを発売できる予定です。


また、サードパーティ・ソフトメーカーさんのソフトの展開予定についてです。 日本では携帯ゲーム機の販売シェアが高く、とくに3DSの普及が先行していますので、ソフトメーカーさんの有力チームも、積極的に3DS向けのソフトを開発されています。これらの中には、西洋の市場でも市場性があるものが多くありますので、任天堂自身がそのソフトを西洋市場に展開することに、積極的に取り組んでいます。


もちろん、西洋のソフトメーカーさんも、携帯型と親和性の良いソフトを開発されていますので、ご覧のように、任天堂の自社ソフトのテイストと異なるいろいろなソフトが登場します。
ソフトの充実によって、3年目となる今年は、ニンテンドー3DSのビジネスを、日本だけでなく、西洋市場でも、大きく拡大することを目指します。



このページの一番上へ