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平成26年3月期 第3四半期累計期間の連結業績 及び 通期の連結業績予想の説明

常務取締役 経営統括本部長 兼 総務本部長  君島 達己

当概要は「平成26年3月期 第3四半期決算短信」 「2014年3月期 第3四半期決算説明会参考資料」に基づいた説明です。

1.第3四半期累計期間(2013年4月〜2013年12月)の連結業績の説明(前年同期比較)
当第3四半期累計期間の連結損益計算書について
  前第3四半期
連結累計期間
当第3四半期
連結累計期間
増減率
売上高 5,430億円 4,991億円 (△8.1%)
売上総利益 1,272億円 1,492億円 (17.3%)
(売上総利益率) (23.4%) (29.9%)  
営業利益 △58億円 △15億円 ( - )
(営業利益率) (△1.1%) (△0.3%)  
経常利益 227億円 555億円 (144.2%)
(経常利益率) (4.2%) (11.1%)  
四半期純利益 145億円 101億円 (△29.9%)
(四半期純利益率) (2.7%) (2.0%)  

(売上高の説明)
 『ニンテンドー3DS』については、2013年10月に全世界で同時発売した『ポケットモンスターX・Y』をはじめとして、『とびだせ どうぶつの森』や『ルイージマンション2』、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』など、自社ソフト10タイトルが当期ミリオンセラーになるなど、ソフトラインアップが充実してきたことに伴い、すべての地域でソフトウェアの販売数量が前年同期と比べて増加しました。『Wii U』については、昨年夏から年末商戦にかけて複数の自社有力タイトルを発売しましたが、『Wii U』ビジネス全体の勢いを回復するには至らない結果となりました。また、『Wii』と『ニンテンドーDS』の販売数量の減少も大きく、結果、前年同期比で全体の売上高は減少しました。

(売上総利益率の説明)
 売上高全体に占めるハードウェアの売上高占有率が低下したことや、『ニンテンドー3DS』ハードウェアの収益性向上による利益の増加要因があったことなどにより、前年同期比で売上総利益率は上昇しました。

(営業損失の理由)
 欧米における本体値下げの影響により『Wii U』ハードウェアの採算が依然として厳しい状況にある中、利益率の高いソフトウェアの売上高が十分に伸びなかったことや、為替がドル・ユーロとも円安となったことで、外貨建てで発生する費用を円に換算した際の金額が大きくなったことなどにより、固定費を含む販売費および一般管理費が売上総利益を上回ったため、前年同期に続き、営業損失となりました。

(経常利益の理由)
 主に為替相場が前期末にくらべ円安になったことで為替差益が481億円発生した影響などによります。

2.平成26年3月期 通期の連結業績予想の説明

 年末商戦の販売動向及びその後の状況を踏まえた結果、通期業績が期初の想定を下回る見込みとなったため、1月17日に通期業績予想を修正しました。

 当第4四半期では、年末商戦後の季節性により売上高が大きく減少し、固定費が含まれる販売費及び一般管理費が売上総利益を上回るため、営業損失が拡大する見込みです。また、期末の前提為替レートを当第3四半期末より円高に想定しているため、通期では為替差益が減少し、経常利益は縮小する見込みです。当期純損益は、主に米国における繰越欠損金などに対する繰延税金資産の取崩を当第3四半期におこなった影響により損失を見込んでいます。なお、為替の前提レートは、当第4四半期及び期末においては1USドル100円、1ユーロ140円としています。

 年間配当金の予想額につきましては、連結業績予想の修正のとおりになりますと、1株当たり年間配当金は無配となりますが、ここ2年の配当金実績を踏まえ、今期においては、1株当たり期末配当金および年間配当金の下限を100円と設定しています。

当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願い致します。




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