当概要は「平成26年3月期 決算短信」 「2014年3月期 決算説明会参考資料」 「通期業績予想との差異に関するお知らせ」に基づいた説明です。
前期 | 当期 | 増減率 | |
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売上高 | 6,354億円 | 5,717億円 | (△10.0%) |
売上総利益 | 1,403億円 | 1,632億円 | (16.3%) |
(売上総利益率) | (22.1%) | (28.5%) | |
営業利益 | △364億円 | △464億円 | ( - ) |
(営業利益率) | (△5.7%) | (△8.1%) | |
経常利益 | 104億円 | 60億円 | (△41.9%) |
(経常利益率) | (1.6%) | (1.1%) | |
当期純利益 | 70億円 | △232億円 | ( - ) |
(当期純利益率) | (1.1%) | (△4.1%) |
(売上高の説明)
『ニンテンドー3DS』については、2013年10月に全世界で同時発売した『ポケットモンスターX・Y』をはじめとして、『とびだせ どうぶつの森』や『ルイージマンション2』、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』など、自社ソフト11タイトルが当期ミリオンセラーになったほか、サードパーティーのタイトルからもヒット作が生まれるなど、ソフトラインアップが充実してきたことに伴い、すべての地域でソフトウェアの販売数量が前期と比べて増加しました。『Wii U』については、昨年夏以降、複数の自社有力タイトルを発売し、それぞれご好評をいただきましたが、『Wii U』ビジネス全体は総じて低調な推移となり、ソフトウェアの販売は前期比で増加したものの、ハードウェアは前期を下回る販売状況となりました。また、『Wii』と『ニンテンドーDS』の販売数量の減少も大きく、結果、前期比で全体の売上高は減少しました。
(売上総利益率の説明)
売上高全体に占めるハードウェアの売上高占有率が低下したことや、『ニンテンドー3DS』ハードウェアの収益性向上といった利益増加要因があったことなどにより、前期比で売上総利益率は上昇しました。
(営業損失の理由)
研究開発費が増加したことや、為替がドル・ユーロとも円安となったことで、外貨建てで発生する費用を円に換算した際の金額が大きくなったことにより、固定費を含む販売費および一般管理費が前期比で増加し、売上総利益を上回ったため、営業損失となりました。
(経常利益の理由)
主に為替相場が前期末に比べ円安になったことで為替差益が392億円発生した影響によります。
(当期純損失の理由)
主に米国における繰越欠損金などに対する繰延税金資産の取崩しをおこなった影響によります。
● 当期の年間配当金について
配当方針に基づき計算いたしますと1株当たり年間配当金は無配となりますが、ここ2年の配当金実績を踏まえ、当期の1株当たり期末配当金および年間配当金は100円とします。
2014/1/17 発表予想(A) |
2014/5/7 発表実績(B) |
増減額 (B - A) |
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売上高 | 5,900億円 | 5,717億円 | △182億円 |
営業利益 | △350億円 | △464億円 | △114億円 |
経常利益 | 50億円 | 60億円 | 10億円 |
当期純利益 | △250億円 | △232億円 | 17億円 |
売上高は、『ニンテンドー3DS』ハードウェアや『Wii U』ハードウェアおよび『Wii U』ソフトウェアが想定した販売数に至らなかったことで想定を下回りました。営業損失が想定よりも拡大したのは、売上高が想定を下回ったことに加え、たな卸資産の評価減や研究開発費が想定よりも増加したことなどによります。
平成27年3月期 通期の連結業績予想は以下のとおりです。
売上高 | 5,900億円 |
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営業利益 | 400億円 |
経常利益 | 350億円 |
当期純利益 | 200億円 |
前提為替レートは、1USドルは100円、1ユーロは140円としています。
通期の連結販売数量予想は以下のとおりです。
通期の連結販売数量予想ニンテンドー3DSハードウェア | 1,200万台 |
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ニンテンドー3DSソフトウェア | 6,700万本 |
Wiiハードウェア | 50万台 |
Wiiソフトウェア | 900万本 |
Wii Uハードウェア | 360万台 |
Wii Uソフトウェア | 2,000万本 |
年間配当金の予想額に関しては、現時点で予想している通りの業績になりますと、1株当たりの年間配当金は120円となります。
平成27年3月期においては、『Wii U』『ニンテンドー3DS』プラットフォームの活性化に努めるとともに、収支バランスを改善させることで、業績の回復に努めてまいります。
当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願い致します。