ファミコンミニ発売記念「なつかしのあの1本」ファミコンとの思い出 思い出紹介!! えんぴつアイコン
これまでにお寄せいただいたコメントの中から、とくに「懐かしい思い出」、「泣かせる思い出」、「熱い思い出」をご紹介させていただきます。




 
 
タイトル:ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
ペンネーム:たか さん
年令:29 才
性別:女性
 私がドラクエ2と出会ったのは、中学生の頃でした。生まれて初めて挑戦するRPGに驚き、戸惑い、そしてたちまち夢中になりました。主人公に憧れの男性の名前をつけ、裏技で王女に自分の名前をつけたりして、熱く・・本当にアツくなって、あの世界に没頭しました。ゲームの中での冒険のみならず、謎解きに行き詰まって深夜に友人に電話をかけたり、親の寝静まった頃を見計らってこっそりゲームをしたり・・我が家のファミコンのコントローラーは、いつも十字キーの下の部分が悪くなりました。それだとコマンドの選択時に不便なので、分解して内部のゴムを取り出し、上下を入れ替えてみたりもしました。あの頃子供だった私にとって、そんな一つ一つまでが冒険の一部だったのです。
 エンディングを迎えた日の事は、今でもはっきりと覚えています。その日は、友人が遊びに来ていました。最初は、おしゃべりをしながらレベルを上げていたのですが、ついついストーリーを進めていく内にいつものようにその世界に引き込まれ、幻の城の中を夢中で進み、最後の戦いを終えてエンディングの音楽を聞いた時・・私は感動の涙をこらえる事ができませんでした。ふと隣を見ると、友人も泣いていました・・。
 今から思えば、随分要領の悪いプレーヤーだったと思います。へたくそで、純粋で、懸命だったあの数ヶ月。『ドラゴンクエスト2悪霊の神々』は、私にとって、永久に忘れる事の出来ない最高の一本です。
 
 


 
 
タイトル:ボンバーマン
ペンネーム:MAMEMARIO さん
年令:29 才
性別:男性
私が生まれて初めて買ったファミコンソフト。
それが「ボンバーマン」です。
「ボンマーマン」との出会いは、ファミコンとの出会いでもありました。
今でも、その当時の記憶は鮮明に覚えています。

ファミコン全盛期だった当時、町中のおもちゃやさんでも本体は品薄状態。
私は、祈る気持ちでファミコンの到着を待っていました。
叔父が私の託したお年玉を握り、雪の降りしきる中、車を走らせてくれたのです。
その間、私は弟兄弟たちと胸の高鳴りを感じつつ、部屋の窓からずっと庭を眺めていました。
深々と降る雪は、やがて吹雪へと変わり、窓から見る視界は真っ白。
お昼に出て行った叔父は、夕方になっても帰ってきません。
にいちゃん。ファミコンまだかな?
弟たちがつぶやきます。
大丈夫。もうすぐおじちゃんが帰ってくるよ
そんな私にも、待ち遠しい気持ちと、まだ帰らぬ叔父への心配の念が交互にやってきます。

時計の針が8時を回ったころ、庭に明かりが近づいてきました。
明かりはどんどん近づいてきてそして静かに消えます。
おじちゃんだ! おじちゃんお帰りーっ!
兄弟みんなが玄関に駆け出し、叔父を迎えます。
叔父は、粉雪にまみれながら笑顔でファミコンを大事に抱えていました。
おう! 買って来たぞファミコン!

玄関の明かりにファミコンの箱は銀色に輝き、私たち兄弟も笑顔がこぼれます。
あんなに走り回り疲れているはずの叔父が、嬉しそうに、すぐに居間のテレビにファミコンを繋いでくれました。
そして、ジャンパーのポケットから二つの小さな箱を取り出し、私に渡してくれました。
ひとつは「ボンバーマン」。
もうひとつは弟たちが楽しみにしていた「スーパーマリオブラザーズ」でした。
ありがとう。おじちゃん!

その日の夜、しばらく「スーパーマリオブラザーズ」と「ボンバーマン」の曲が我が家に流れたのは言うまでもありません。
叔父が探してくれたファミコンは、今でも実家にあり、弟たちがたまに遊んでいるそうです。

一人暮らしの私は、当時の思い出にファミコンミニの「ボンバーマン」で浸っています。
 
 


 
 
タイトル:ワイルドガンマンセット
ペンネーム:エヌティー さん
年令:30 才
性別:男性
子どもの頃、初めて買ったカセットがワイルドガンマン。もちろん光線銃付き。ガンホルダーも付いていたので腰に付けて暴れていました。
しかしそのあまりにも完璧な装備のため、早撃ちではほとんど負けていました・・・。そしていつからかテレビ画面に銃を付けて身構えていました。
そんなワイルドガンマンと一緒に過ごした日々は忘れることはありません。
 
 


 
 
タイトル:ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
ペンネーム:ケアルア・ブラナ さん
年令:30 才
性別:男性
自分にとっては、このゲームにまつわるエピソードが一番多いと思う。ファミコン世代の人は、ドラクエのタイトルが目なり耳なりに入ったとたんに連想するのが、あの購入者の大行列の映像と、それを報道するワイドショーではなかろうか。たしか行列が出来るようになったのは、ドラクエUの時からだった。ドラクエシリーズがビッグタイトルで、購入が難しくなる と認識した時でもあった。友達の中には、発売日に予約していたお店に入荷せず、我慢出来ずに(まじめに)なぜか「ドラゴンボール」を買ってきたヤツもいた。目的を達成していないのに当人はすごく満足そうな顔をしていた。あれはウケた。素人目で、現在ゲーム媒体はほとんどCD形態が主流で、売り切れてもあまりお待たせしない。当時一般的なロム基盤のソフトは発売後のおもちゃ屋さんでいうところの「次回入荷」が長かった。中には発売日に運良く手に入れた友達もいて、くやしさとうらやましさのハーモニーで、なんともいえない気分を味わったものだ。「U」の教訓を生かし、「V」では予約で確実に手に入れようと試みる。だが、おもちゃ屋さんはどこでも、早すぎると受け付けてもらえず、一ヶ月位前にはすでに締め切られている。いったいどのタイミングなんじゃああ!!純粋な中学生にとっては、大人社会のいやらしさを垣間見るひどい話だ。「W」の時にはご多分にもれず、通行人にじろじろ見られながらも、早朝からならんで無事ゲットした。しかも運良く別な店で予約にも成功しており、余裕を見せて友達に予約分の権利を上げたりもした。並んでゲットしたあとに友達と、他のおもちゃ屋さんに行って見せびらかそうか?とか「これと同じものないですかねェ?」とあえて差し出して聞いてみようかなどと話したり、あのときの優越感と安心感たるや最高だった(←いやなやつ)。限定品でもないのに予約を締め切られてしまうタイトルというのは、あとにも先にも、このファミコン時代のドラクエシリーズぐらいだったのではなかろうか。昨今のゲームは、初心者を狙いすぎて、アクションゲームもRPGも簡単すぎるものが多いが、ドラクエUは難易度が秀逸だったと思う。水門の鍵や金の鍵、ロンダルキアに向かう途中の落とし穴だらけのダンジョン、二人目がなぜにこんなところに?!等々アイテムの使い方やイベントクリアの仕方がすごく暗示的で、歯ごたえがあって良かった。システム的には、無駄なコマンドが減り、8個から6個にしぼられたことと、話すときにキャラに向かって話しかけるアクションに「改善」されたこと。やはり「きた」とか方向を指示して主人公はプレイヤーを見つめているのは、今考えてもちょっとねぇ。バランスとしてみた場合、たいまつとレミーラが廃止されたのも良かったと思う。「T」より長い話であれをやられた日にゃあやる気がなくなる。あと忘れちゃならない初の(だったと思う)3人パーティー。後ろをゾロゾロついて歩くのがすごくお得で新鮮な感じ。それとやっぱり大幅に増えた呪文。ザオリク、パルプンテは、作者のセンスの良さをすごく感じた。それと「稲妻の剣」。これを自力で発見した人には、何か賞を上げても良いくらいだ(笑)。あのだだっ広くて馬鹿強いモンスターばかりいるところをくまなく歩く発想に脈略が無く、それを見つけなければクリアー出来ないという訳でも無く、自由度の範囲でクリアーまでが楽になるようにしてあるのは好感が持てる。そしてロンダルキアにたどり着いたときの達成感。「とうとう来たんだよ。」といわんばかりの始めて見る白を基調としたBGがたまらない。少し歩けば色違いですら一度も登場していない「アークデーモン」や、なんとなく神々しくすら見える「シルバーデビル」といった、ビジュアル的に一線を隔しているモンスターの数々。その時は死なないかという不安より、新鮮さばかりだったように覚えている。そして、竜王の時と多分同様でハーゴンを倒したあとに何か強いのがいるに違いない!と警戒しつつ、やっぱり出ました「シドー」!!。自分自身がそこまでプレーしたこと自体が演出となり重なって、すばらしい感動が押し寄せる!いいねぇ・・。おかげさまでシリーズを通し、シドーが一番かっこよく思えるようになりました。余談だが、Lv24までは自力、そのあと友達のLv28の「復活の呪文」を了解を得ずにコピーして飛び級でクリアーまで行ったはず。考えてみると、自力でクリアーしておらず、途中で一姫二太郎の名前がすりかわっていたようだが、自分的にはオッケーか?昨今のRPGは、はっきりメッセージウィンドウでやるべきことを表示してしまうゲームが多すぎると思う。難易度の良さで最近一番燃えたのは、ゼルダの風のタクトくらい。RPGというのは、言ってしまえばおつかいの塊なのだが、それをだらだら表示されるとスタッフロールを目指す気持ちがゼロになってしまう。ドラクエUのもう一つ良かった点は、橋を渡ると敵が強くなるというドラクエシリーズのルールを踏まえつつ、船でいけるようになる範囲については、モンスターレベル相応の強さは必要なものの、たくさんやれることあり、どれから手をつけるか自分で判断する世界に、一気に放り出されることだ。うまい言い方が難しいが、いつでもこなせるイベントが、並列に一気に飛び出した感じ、イベントの大きな束を突然受け取った感じだった。最近は順番にばかり進めるゲームが多く、しかもハードの性能が向上したため、ビジュアルでごまかされている点が多い。典型的な例として言わせてもらうと、安易に「デモはムービー」というセオリーはやめてほしい。すごいムービーはすごいハードが作ったもので、ゲーム機の「処理」ではないからだ。買った人が心地よく思うのはいわゆる「処理」でデモやイベント(もちろん秒間60フレームの処理映像の類)を作ってくれているのを見た時や、歯ごたえの良いゲームをクリアーした時の充実感なのだから。良いゲームは「長く遊べる」。「長いゲーム」ではない。ドラクエUのゲームバランスと程よい長さ、かっこいいキャラクターを兼ね備えた作品は、もう現れないように思える。関係ない話だが、ビッグタイトルの論理バグが少なすぎるのもかなり寂しい。ロトシリーズ3部作、まとめて一本リニューアルの企画が発表されるのを、待ち望みます。
 
 


 
 
タイトル:ゼルダの伝説
ペンネーム:防人瞬華夢時 さん
年令:30 才
性別:男性
剣なしゼルダ

ゼルダの伝説を何度もプレイしてひとつ思い当たることがあった
もしかしてスタート地点の剣を取らずにクリアー出来るのでは?
思い立ったが吉日
やっぱり出来た
何度も何度も死んだけどエンティングを見ることが出来た
嬉しかった
本当に涙の出る冒険だった
そのセーブデータは今でもディスクシステムに入っている
今度GCでゼルダコレクションを手に入れて
もう一度 剣なしゼルダ をやってみようと思う
 
 


 
 
タイトル:アイスクライマー
ペンネーム:ミータン さん
年令:31 才
性別:女性
子供のころ我が家にはファミコンがありませんでした。友達の家に行くと当時流行っていたゲームをよく見せてもらいうらやましく思っていました。高校を卒業し会社に入り、初めてのお給料で買ったのがファミコンとアイスクライマーでした。けどそのときにはスーパーファミコンが主流で、いい年をして嬉しそうにアイスクライマーをする私に、当時付き合っていた彼はとても呆れていました。
先日、ホワイトデーに主人からファミコンミニのアイスクライマーをプレゼントされました。昔嬉しそうにしていたのを思い出したそうです。久しぶりにエキサイトしています。
 
 


 
 
タイトル:ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
ペンネーム:だめ無職兄 さん
年令:31 才
性別:男性
弟とふたり交代でこのゲームをやっていましたが、弟がパスワードをまちがえる度泣かしてました。弟は僕よりずっと立派な社会人なりました。 
 
 


 
 
タイトル:プロ野球 ファミリースタジアム’87年度版
ペンネーム:TERU さん
年令:32 才
性別:男性
当時高校生だった私はファミスタに自身を持っていました。(特に87年度版)知り合いでうまいと聞けば、家でよく対戦していました。そんなある日、友人が他の学校で物凄く強い奴が居ると聞いたらしく、是非対戦したいと思い、数日後ついにその日が来ました。対戦の前にどうやら今まで98連勝しているらしく、負けた事がないと言い放ちました。そして、まず自分の友人と対戦させたんですが、やはり負けて99連勝になってしまいました。そしてついに自分との対戦になりました。試合は息詰まる投手戦になり、後ろで見ている友人もずっと無言で観戦していました。そして0対0で迎えた延長10回に自分が打った打球はレフトスタンドへ!なんと勝ってしまいました!あの時の興奮は未だに憶えています。
 
 


 
 
タイトル:スーパーマリオブラザーズ
ペンネーム:やすお さん
年令:33 才
性別:男性
 中学3年の頃でした。当時、自分ではファミコンを持っていなかったのですが、弟が友人から借りてきてくれており、しばらくの間熱中していました。
 ちょうどその時期にクラスの女の子と話している時、「スーパーマリオをみたことがない。見てみたい」という子がおり、なぜかうちに遊びに来ることになりました。
 家に女の子が来ることなんて、保育園の時以来だったので親も舞い上がり、お昼には寿司を取ってくれました。

 さて、スーパーマリオスタートです。ちょっとイイトコロを見せようという気はあったのかもしれません。キャラやアクションの説明をしながら順番に面をクリアしていきました。せっかくだからとワープを使わず2面、3面・・・。そのときの自分は明らかに普段と違いました。ミスをしないのです。
 面がすすむにつれ難しくなるのにミスをしない。悲しいのはそれがどれだけすごいことか、目の前の(いや、背後の)彼女にはわからないということです。難易度が上がるに従って、だんだん会話も少なくなりました。集中しすぎたようです。
 対に8−4ステージまでノーミスで到達しました。さすがにクッパは簡単にはいかないだろう、と挑んだのですが、あっさりとクリア。正直言って、ものすごい達成感を感じました。が、一人取り残された彼女…。

 気をつかってかとても絶賛してくれましたが、じきに帰っていきました。当然、その後の進展もありません。もしあのとき神がかりなプレイをせずに別の会話をしていたら、もう少し違った展開があったのかもしれません。

 おしまい。
 
 




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