特別企画 『わたしとマリオ』

● ● ●


電撃王編集部編集長 岡本さん

岡本さんそれは15年ほど前のことでした。
放蕩息子だったボクが何日かぶりに家に帰ると、厳格な父が「ちょっと来い!」と。で、びくびくしながら居間にいくと、「それ繋げ」と父が指差した先にファミコンがあった。ファミコンをTVに付けるなんて言ったら、きっと不機嫌になると思っていたから、けっこう流行っていたけれど、ファミコンに触ったことはなかった。ゲームセンターとか喫茶店で無理矢理筐体に移植した、あんまりよろしくなさそうな環境でしか遊んだことなかった。

もうウキウキしながら接続して、一緒に買ってきてくれていた「スーパマリオ」を早速プレイ。喫茶店なんかで実はやり込んでいたものだから、いきなり階段でノコノコ踏みつけて無限増殖したりしてたら、「けっこうやるもんだ」と父の声。彼は、あまり帰ってこない息子が、ゲームにはまれば家に居着くと思っていたようだ。実際、けっこう居付いたし。
● ● ●
それから1年ほどして……。
将来出版の世界で仕事したいと思っていた自分は、アルバイトでコネつけようと面接回りを始めてた。就職情報誌をみていて、角川系のゲーム雑誌出版社の応募も目にとまった。「ファミコン持ってるし」と面接してみたら、なんとか採用の運びに。それからずぶずぶとゲーム雑誌の仕事が続く。

あのとき父が買ってくれたファミコンとマリオがなかったら、きっとこうなってなかったと思う。以来、マリオはずっと遊んでたし、アクションがそんなに上手くないのに、マリオだけはコンプリートしていたし。ボクもマリオで人生変わった人間の1人です。


ニンテンドーキッズ編集長 しまにゃんさんニンテンドーキッズ 軽部にーさん
ニンテンドーキッズ 小谷野弘子さんNintendo DREAM 山本直人さん
メディアワークス取締役 塚田さん電撃王編集部編集長 岡本さん電撃王編集部 豊島さん
電撃ゲームキューブ編集部マリオ攻略チーム きっしーさん
ドリマガ 内田幸二さんドリマガ 戸塚伎一さんドリマガ ウエクサユミコさん


ニンテンドーホームページへ 「メディアワークス取締役 塚田さん」のページへ 「特別企画 『わたしとマリオ』」のインデックスページへ 「電撃王編集部 豊島さん」のページへ ニンテンドーゲームキューブのトップページへ