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2006年12月7日 日本外国特派員協会 社長スピーチ概要  
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また北米では、ゲームボーイアドバンスからDSへの移行が世界で最も遅れていたのですが、今年の夏以降、ようやく状況が変わってきました。DS Lite発売以降、ハードでは既にDSが最も売れる商品になっていたのですが、ソフトはゲームボーイアドバンスの巨大な普及台数のために、まだDSソフトがなかなかメインストリームになりませんでした。
これは、先ほどのグラフを9月と10月の2ヶ月だけにしてみたグラフです。実は、今年の9月に北米では初めてDSのソフト市場がアドバンスのソフト市場を上回りました。
欧州内では英国のデータが一番手に入りやすいため、英国のデータが欧州の市場を代表しているように報道されますが、実際のところ欧州は、国により売れる商品が異なり、特性が大きく異なる市場です。そこで今回は、欧州の主要4カ国での累計普及台数をまとめました。これは、各国の調査会社のデータを元に、当社で集計したものです。ちなみに、これ以外の国を合計し、欧州全体でみると、11月末のDSの累計普及台数は700万台を超えており、日本と同じように次々とミリオンセラーが生まれる状態となって、6本のミリオンセラータイトルが生まれています。
販売数を月別に見ますと、欧州市場は夏以降、完全にDSを中心に廻っていることが分かります。また、マイクロソフトさんは欧米で強いという報道がありますが、この主要4カ国の合計で見る限り、北米と欧州ではずいぶん環境が異なるように見えます。
今年の累計販売数で見るとこのようになります。昨年の年末に日本で起こった市場の大きな変化が、欧州でも起きつつある手応えを感じています。DSは先週も40万台以上セルスルーしています。主要4カ国の中でも、市場の変化がもっともはっきり現れているのはフランスです。
これは、先々週のフランスのゲームのヒットチャートで、GfKという調査会社のデータです。黄色はDSのソフトなのですが、トップ10のうち6本、トップ20のうち14本がDSソフトです。まぎれもなく、日本と同じように、DSが市場のメインストリームになりつつあることを実感しています。
これは、先々週のドイツのゲームのヒットチャートです。やはり外部の調査会社のデータです。同じく黄色はDSのソフトなのですが、トップ10のうち5本、トップ15のうち8本がDSソフトです。DSのソフトは、この週、今までで最高の売り上げになりました。また、2位の脳トレソフトは発売から5ヶ月以上経過しての数字です。
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