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皆さん、こんにちは。 任天堂の社長を務めております岩田と申します。 | |
今日はまず最初に、発売されたばかりの当社の新しいゲーム機、Wiiについてお話しさせてください。まず、Wiiは「どのように新しいのか」、ということをご理解いただくために、これをご覧ください。 | |
この動画は、Wii.comという当社のプロモーションサイトに掲載されているものから選んできました。はじめてWiiを体験した人達の、素の反応を撮影したものです。 だんだん動きがダイナミックになるんですよね。 これまで、ゲームにはあまり縁がなかったのではないかと思われる人達が、このように楽しんでいただけているところに、私たちはゲーム人口拡大の手応えを感じています。 皆さん、良い表情をされます。 ―― あっ、ストライクを取られたようですね。 | |
各地域毎のWiiの発売日と価格はご覧の通りです。まずアメリカで感謝祭前に発売し、日本では先週発売いたしました。今日豪州で発売となり、ヨーロッパ発売は明日です。年内に400万台の出荷を、年度内には600万台まで出荷することを目指しています。 | |
アメリカでは、19日の発売から感謝祭の週末の26日までの8日間に、アメリカ本土、カナダ、ラテンアメリカ合計で、約60万台が販売店の棚に並び、そのほぼ全てが売れて完売状態となりました。日本では発売日に約40万台を出荷しましたが、発売日の前日の行列だけで販売予定数に達してしまう店が出るなどし、予約の取り置き分を除いて発売日の午前中に日本全国でほぼ完売となりました。発売翌日の日経新聞朝刊の見出しは、「任天堂Wii即完売」でした。 | |
これは、北米での発売イベントの時の様子です。ニューヨークタイムズスクウェアのトイザラスには約3000人が行列を作り、ロサンゼルスのEBgamesのユニバーサルスタジオ店には約2000人の方々が集まりました。 | |
これは、日本の発売日の様子です。前日の夜から沢山のお客様が集まってくださり、この梅田のヨドバシカメラでは2800台のWiiが用意されていましたが、開店前の行列がそれ以上になって、開店前に完売宣言が出されました。さて、このようにWiiは無事発売され、日米のお客様に受け入れていただくことができたのですが、先ほどご覧いただいたように、Wiiは過去のゲーム機とずいぶん違います。 このユニークな据置型ゲーム機がどのように生まれたかということをまずお話しようと思います。 | |
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