世界観/ストーリー

バックグランドストーリー 後編

「そう。お互い『神』のために働き、内宇宙の平和を守ろうとする『同志』ではないのか。」ツェンロンは芝居がかった口調でそう言い、大げさに肩をすくめてみせる。「我々の宇宙の脅威たる、外宇宙生命体を排除する命を帯びてきたのだろう?なぜか、今はその抹殺すべき『ヒトの皮をかぶった化け物』に随行しているようだが…。私は、お前の真意を問うために一足先んじてやってきた。」イサは、舌打ちをした。自分がカチと接触をし、排除命令を無視する可能性は、すでに任務開始時から織り込み済みだったということか。だからこそ、自分のすぐ後をこのG5とやらに追わせていた。少しでも不審な動きが見られれば、カチもろとも消すことができるように。これが、最後の申し開きの機会ということだろう。自分は、試されていたわけだ。「答えろ、イサ・ジョ。なぜ、あの化け物と行動を共にしている?

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