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これは、メディアクリエイトさんのデータを使って、昨年と今年の1月から9月頭までの同時期の売上高を比較したものです。 ご覧いただいているように、据置型ゲームの市場が縮小している一方で、携帯型の市場がハードソフトとも、大幅に拡大し、ゲーム市場は大きく拡大しました。特にDSのソフトが前年同時期の4倍以上に伸び、携帯型ソフト市場全体が2.3倍以上になり、同時に据置型ソフト市場が前年の88%に縮小したことで、日本のゲームの歴史で初めて、携帯型ソフトの市場規模が、据置型ソフトの市場規模をわずかではありますが上回ることとなりました。
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ソフト販売本数のシェアでみますと、1年前はソニーさんのPS2が市場の中心であり、DSのソフトシェアは市場全体の1/5にも満たなかったのにもかかわらず、2006年には、DSのソフトが日本のソフト市場において過半数の本数を占めるまでになりました。 日本のゲーム市場は、携帯型のハードソフトの占める割合が非常に大きくなったほか、特に、DSのソフトシェアが急拡大し、ミリオンセラーが続出したことが大きな特徴です。このように、わずか1年の間に、日本市場は劇的に変化しました。
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このように、ニンテンドーDSの普及に伴い、日本市場は「脱ゲーム離れ」の段階へ移行したと言えます。
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日本だけでなく、欧米の市場でも、DSの市場は拡大しています。 日本で、業界の誰もが驚くほどのヒットとなった「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は、北米では「Brain Age」というタイトル名で、欧州では「Brain Training」というタイトル名で、それぞれ今年の4月、6月に発売され、順調に販売を伸ばしています。
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これは、各市場で発売から毎週どのように脳トレソフトの販売が伸びていったかを示すグラフです。 このように、ソフト発売前に脳を鍛えるドリルの本がヒットしていた日本と比べても、北米では日本と変わらないペースで販売が進み、それどころか欧州では、日本を大幅に上回る普及ペースで推移していることが、私達にとっても驚きです。 欧州各国では、7月、8月と、ヒットチャート上位にDSのソフトが多数登場し、チャートには、PS2の廉価版ソフトとDSのソフトしかない、という過去に例のない状況が生まれています。そして、北米でも、DS Lite発売以降、3ヶ月連続、DSハードが市場のトップシェアとなるなど、市場の流れがはっきりと変わってきました。
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このように、日本だけではなく、海外でもDSの市場は拡大しており、私達は、ゲーム人口拡大の手応えをしっかり感じています。 今日ご来場のみなさんの身の回りでも、少し前には、ビデオゲームに全く興味を持っておられなかった方が、今は毎日のようにDSを触っている、という事例は決して珍しくないのではないでしょうか? この取り組みにより、ビデオゲームは、より幅広い年齢の方々に受け入れていただくことができるようになったほか、今までどちらかというと男性中心だった市場に、多くの女性ユーザーが参加してくださるようになりました。このことは、私達がデータで示すまでもなく、DSの売り場をご覧いただければ、すぐに実感していただけると思います。
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