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1990年代前半から世界各国で沸き起った民族主義台頭の嵐は、洋の東西を問わず吹き荒れた。極端な民族主義者同士の敵対感情は、ミサイルによる無差別攻撃までも引き起こしてしまった。それでも全地球規模の破滅を恐れた結果、核兵器使用が控えられたのは不幸中の幸いとでも言うべきだろうか。やがて90年代後半には各地域紛争が局地戦に拡大し、悲劇的結果を迎えるに至ってようやく停戦状態となっていた。




30年前の大規模な爆撃による傷跡が依然として生々しく残るTOKYO BAY・ウォーターフロントの一画、「NIEDER TOKYO」D-03地区。
荒廃した生き残りのビルが立ち並んではいるが、再開発計画から外され、中枢部が管轄を放棄してから10年になる。
中枢部は大規模な復興が終了してから「NEO TOKYO」となり、今もなお開発が進められていた。しかしそのNEO TOKYOも、ここのところの群発地震によりその輝きを失いつつあった。しかも街のいたるところから「悪魔を目撃した」という噂がまことしやかに流されていた。


亡くなった父親がコンピュータエンジニアだったため、パソコン通信に興味を抱くようになった少年がいた。NIEDER TOKYOのD-03地区生まれの彼はすでに17才になる。彼は群発地震の被害状況や悪魔の噂の真実を確かめるため、パソコン通信であらゆる情報を集めていた。
今日もいつものようにパソコンの電源を入れた。「DDS-NET」にアクセス。
すると―TAKEUCHI―と名のる発信元から、奇妙なメッセージとプログラムが送られていた。
彼は「悪魔召喚プログラム」を手に入れてしまった。「生か死か」――決断は自分で下さなければならない。
闘いの日は訪れた…………

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