このように以前では考えられないような、ユーザー層の広がりが実感できる状況が生まれています。ビジュアルでご覧いただくと、皆さんにも実感していただけるのではないでしょうか? |
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昨年末には、ニンテンドーWi-Fiコネクションという、無線インターネット接続のゲームサービスを開始しました。私たちは常に、年齢、性別、ゲーム経験や前提知識の有無を問わずに楽しんでいただくことを考えていますが、このサービスにおいてもそれは同じでした。このため、いわゆる「従来型のオンラインゲーム」とは一線を画し、普及の障害となっていたハードルをひとつひとつ取り除くことを目指して、 |
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接続に関する難しさを排除して、接続における物理的なハードルを解消すること、匿名の見知らぬ人とのやりとりを不安に感じておられるお客様に対し、友達とだけつながる仕組みを提供して精神面のハードルを取り除くこと、そして、任天堂の対応ソフトが提供するサービスを無料として、経済的なハードルを取り除くことを、「カンタン、あんしん、無料」というコンセプトにまとめて、サービスを提案しました。 |
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その結果として、サービス開始から約3ヶ月で、ユーザー数(これは接続された重複のないDSの台数を数えていますが)が90万人、累計のWi-Fi接続回数は、2200万回を超えています。これは、インターネット接続を使ったゲームサービスとしては非常に早い普及ペースと言えますが、私たちの究極の目標は、対応ソフトをお買い求めいただいたお客様のほとんどが、少なくとも一度はWi-Fi接続を体験していただけるようにすることにありますので、今後も手を緩めることなく、普及に努めていきたいと思います。 |
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お客様が、セットアップに一切の手間をかけることなく、Wi-Fi接続を楽しんでいただける拠点を提供するため、全国の小売店さんの店頭に展開した無料Wi-Fi接続拠点である、ニンテンドーWi-Fiステーションも、たくさんの方々のご利用をいただいています。一部、簡単には光回線が引けない店舗があったために、現時点での展開は約800店舗と、まだ目標には少し届いていませんが、春までには目標の1000店舗展開を完了する見込みで
す。 このWi-Fiステーションは、 |
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もちろんニンテンドーWi-Fiコネクションの接続拠点としての機能がメインですが、同時に、ネットワークに接続されていることを利用した機能も用意されています。まず、試遊ソフトをネットワーク経由で配信し、常に最新の試遊版をお届けする機能があります。
ROMカードをお送りして小売店さんに取り替えていただく方式と比較して、試遊ソフトの更新頻度を劇的に高めることができ、かつ、同時に複数のソフトの試遊環境が提供できるようになりました。そして同時に、店頭でのソフト毎の試遊回数の集計もできるようになりました。例えば、1月1ヶ月では、全国に設置されているネットワーク対応試遊台で、のべ114万回の試遊が行われており、その中で最も遊ばれたのは、「マリオカートDS」でした。また、ネットワーク対応試遊台は、すれちがい中継所や、ワイヤレスダウンロードなどの機能も持っており、どのソフトを配信するかも、ネットワーク経由で更新できるようになっています。
最近では「おいでよ どうぶつの森」のデータ配信が、2月2日から2月13日までに47万件と、大変な反響をいただいています。このように、Wi-Fiステーションの展開により、新作ソフトの紹介では全く新しいアプローチでのプロモーションが可能になりました。 |
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少し話がそれますが、当社が3年前から開催している、任天堂ゲームセミナーでは、今年度からDS向けのソフトを制作しています。このような配信のインフラが整ったからこそ可能になることなのですが、今年は、このセミナーで制作し、3月に完成予定のソフトを、日本全国のゲームファンの皆さんを対象に、ニンテンドーWi-Fiステーションでダウンロード配信し、皆様からご意見をお聞きする、というような、新たな試みにもチャレンジしたいと考えています。 |
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