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2011年1月28日(金)第3四半期決算説明会
任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文

『リズム天国』は、一人で遊ぶことで面白いのはもちろんなのですが、他の人が遊んでいて、リズムの間を微妙に外すのを見るのが、また不思議な面白さを生みますので、テレビで遊ぶ『リズム天国』にはまた異なる魅力があると思っています。このソフトも今年発売予定です。


また、星のカービィについては、昨年『毛糸のカービィ』を日本とアメリカで発売しましたが、据置型ゲーム機の吸って吐いて変身する本編のカービィの新作について、大変長らくお待たせしていました。Wii向けの『星のカービィ』の新作を、ハル研究所のチームで開発しています。これもムービーをご覧ください。

この『星のカービィ』の最新作についても、今年の発売を予定しています。


先ほどアメリカやヨーロッパで大ヒットしているとご紹介したUbisoftさんの『JUST DANCE 2』ですが、任天堂がローカライズのお手伝いをして、今年、日本で発売することになりました。
これまでも、日本発のソフト、例えば、『レイトン教授』シリーズの海外展開を任天堂がお手伝いして、シリーズの人気を定着させることができましたし、昨年は『ドラゴンクエストIX』の海外展開を任天堂がお手伝いして一定の成果を挙げるなどしてきましたが、このチャレンジは、Wiiとの親和性が良く、海外で大ヒットしたこのシリーズを日本の市場で展開するということをお手伝いをするというもので、いわば、逆方向の市場開拓のチャレンジとなります。


また、ニンテンドウ64時代に多くのファンを魅了した、『007 ゴールデンアイ』ですが、昨年アクティビジョンさんの手によってWiiで海外で発売されて、ヒットをしました。このソフトについても、任天堂が日本で発売することになりました。
このほかにも、任天堂がWii向けに今年発売を予定しているソフトが数タイトルあるんですけれども、それぞれ発表できる段階になりましたら、あらためてお知らせしていきます。


さて、ニンテンドー3DSの発売まで、あと4週間となりました。
これまで、ニンテンドー3DSのさまざまな機能についてお話をしてきましたが、その中には、本体発売時から可能なものと、ネットワークを介して本体を更新することで利用可能になるものがあります。


これまで、本体の更新予定について、詳しくお伝えできていませんでしたから、この機会に、具体的にお話ししておきたいと思います。
最初の本体の更新は、世界ほぼ同時期に、5月末頃を予定しています。この本体の更新後に利用可能になる機能ですが、『ニンテンドーeShop』の機能、ニンテンドーDSiでダウンロード購入したソフトをニンテンドー3DSに引っ越す機能、そしてインターネットブラウザーの機能などがあります。これから、具体的にそれぞれについて、ご説明したいと思います。


まず、ダウンロードでソフトを販売する『ニンテンドーeShop』についてです。
ニンテンドーeShopには、単にソフトを販売する機能だけではなく、Wiiにおける『みんなのニンテンドーチャンネル』のように映像を配信する機能や、体験版を配信する機能が用意されます。
これまで、Wiiショッピングチャンネルや、ニンテンドーDSiショップは、ブラウザー技術の元につくられていたこともあって、画面切り替えのたびに時間がかかり、操作の軽快さに課題がありました。また、Wiiでは、みんなのニンテンドーチャンネルでのプロモーションと、Wiiショッピングチャンネルでの販売が分断していて、スムーズな連携にも課題がありました。ソフトのデジタル配信においては、いかにソフトを埋もれさせないか、いかにお客様との出会いをつくるか、ということが大切ですから、抜本的にこれらの仕組みを設計し直して、より快適にソフトをダウンロード購入する仕組みをご提供させていただく予定です。

私たちが目指しているのは、「特別な用事がなくても立ち寄ってみたいと思っていただける場所」、言い換えると「ウィンドウショッピングが楽しい場所」として、このニンテンドーeShopを実現することです。


ニンテンドーeShopで販売されるソフトは、バーチャルコンソール、ニンテンドー3DSが持つニンテンドーDSi互換機能を活かすためのニンテンドーDSiウェア、そして、ニンテンドー3DS専用につくられたニンテンドー3DS専用ソフトです。

ニンテンドー3DS専用ソフトのひとつのジャンルとして、既に、発表会などでお見せしてきましたが、往年のクラシックゲームの名作を3D表示可能にしてよみがえらせたソフトを「3Dクラシックス」という名称で展開する予定です。



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